トヨタ不動産らは1日、東京都江東区で建設していた複合アリーナ「トヨタアリーナ東京」が竣工したと発表した。プロバスケットボールのチーム「アルバルク東京」の本拠地になるほか、コンサートやMICE(大規模なイベント)の開催も可能。建物は延べ3・8万平方メートルの規模で、鹿島が設計・施工を手掛けた。10月3日に開業する。
事業はトヨタ不とトヨタ自動車、トヨタアルバルク東京の3社で推進している。建設地は青海1(敷地面積2万6446平方メートル)。新交通ゆりかもめ青海駅の北側に隣接する。建物は地下1階地上6階建て延べ3万8039平方メートルの規模。円筒状のメインアリーナを、低層のサブアリーナや屋上庭園などが取り囲むような形をしている。
メインアリーナは約1万人の収容が可能。天井からつり下げて全方位から見られる「センタービジョン」や、アリーナを一周する「リボンビジョン」など多数の映像設備を備える。
サブアリーナはバスケットボールの練習などに使える。このほか施設の屋上にはバスケットボール場「adidas SPORTS PARK」を開設。トヨタアルバルク東京とパートナーシップ契約を結んでいるレンタルのニッケンは、キッチンカーなどが乗り入れ来訪者の憩いの場となる「レンタルのニッケン JOINT PARK」をオープンする。
環境負荷の低減にも力を入れた。ZEB Readyの認証を取得済み。国内のアリーナとして初めて米グリーンビルディング協会の環境性能評価制度「LEED」でゴールド認証を取得する予定だ。