兵庫県三木市/吉川地域義務教育校基本構想案、吉川高校跡地に整備

2025年7月3日 工事・計画 [10面]

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 兵庫県三木市は、吉川地域に新設する義務教育一貫校の基本構想案をまとめた。2027年3月に閉校する県立吉川高校の跡地(吉川町渡瀬300の12、約4・5ヘクタール)に、吉川小(同みなぎ台1の31の3)と吉川中(同大沢2)を施設一体型で統合する。2030年度の開校を目指す。
 一貫校は前期課程(小学校)が8学級、後期課程(中学校)が5学級で構成し、児童生徒数は230人を見込む。施設は普通教室(前期6室、後期3室)と特別支援学級教室(前期2室、後期2室)、特別教室、図書室、多目的室、管理系諸室のほか、地域に開かれた交流スペースやホールなどで構成する。
 整備予定地の選定では施設整備に必要な約3ヘクタールの敷地を十分確保できることや、工事期間中に教育活動に影響が及ばないことなどが評価を受けた。吉川高校の既存校舎は建設後50年が経過しているため、今後は改修または建て替えのいずれかで検討する。
 基本構想を正式に策定した後、秋ごろをめどに基本計画策定に向けて委託先の選定に入る。26~27年度に基本・実施設計、28~29年度に工事を進める予定だ。