岡山県倉敷市/新自然史博物館・ライフパーク倉敷、建築・改修等DBプロポ公告

2025年7月8日 工事・計画 [11面]

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 岡山県倉敷市は4日、設計・施工一括(DB)方式を導入する「新自然史博物館・ライフパーク倉敷整備事業(建築・改修等)」の事業者を選定する公募型プロポーザルを公告した。老朽化が進んでいる自然史博物館(中央)をライフパーク倉敷(福田町古新田)に移転する。9月5~11日に参加申請、10月24~30日に提案を受け付け、12月中旬ごろに優先交渉権者を選定する。
 同事業では市民学習センター、科学センター、埋蔵文化財センターの既存3施設と新自然史博物館を一体的に整備する。
 自然史博物館の新棟建設とライフパーク倉敷の一部改修や外構の解体を行い、渡り廊下や屋外広場、一般車と大型バス用のロータリーを新設。一般車の駐車場を設置し、大型バス用駐車場を拡張する。新棟は2階建てで床面積の上限は2380平方メートル程度。敷地内の動線を見直す。
 提案書を提出できるのは設計、工事監理、建設の各企業を含むグループ。設計企業と工事監理企業は建設関係コンサルタント業務の建築設計の資格を有することなど。建設企業は建築一式工事部門に登録する2~3者JVで、総合値が代表企業1200点以上、他の構成員750点以上、構成員のうち1者は市内企業とすることなど。提案上限額は29億9202万円(税込み)。
 学識者らで構成する選定委員会がヒアリングの結果を踏まえ、提案内容を審査し、市が優先交渉権者を決める。
 事業範囲は事前調査(測量、地質調査など)、設計、解体撤去、建設、工事監理の各業務。事業期間は2029年3月末まで。アドバイザリー業務は日建設計コンストラクション・マネジメント(NCM)が担当している。