五洋建設は6日、香港国際空港の無人交通車両用道路と駅舎の建設工事を、香港機場管理局から受注したと発表した。総延長約3・8kmにわたり護岸改修、地上道路や高架橋、駅舎の整備を行う。受注額は約415億円、工期は約4年を予定している。
工事名は「Airport Tung Chung Link」。事業は香港国際空港周辺で進められている交通インフラ整備計画の一環。空港と、交通拠点である東涌(トンチョン)地区を結ぶ無人交通車両専用道路の建設を目的とする。交通利便性の向上、将来の空港利用者増加への対応が期待されている。
五洋建設は1986年に香港営業所を開設し、大学施設や客船ターミナルなど多くの実績がある。香港国際空港では、2016年に第3滑走路の地盤改良工事も手掛けている。