東京都調布市、FC東京/包括連携協定締結/練習場拠点を整備

2025年8月19日 工事・計画 [4面]

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 東京都調布市とJリーグ・FC東京が「包括連携に関する協定」を締結し、調布基地跡地留保地を活用したFC東京の新たな練習場拠点を整備する。地域のスポーツ振興や青少年の健全育成などで連携し、地域社会の発展とにぎわいの創出を目指す。2027年度の施工、28年度第1四半期(4~6月)の供用開始を予定する。
 留保地の所在地は西町(敷地面積約6ヘクタール)。FC東京がホームスタジアムにしている味の素スタジアムの南東に位置する。国有地のため取得に向け市と財務省とが協議する。
 新拠点は天然芝・人工芝フィールドやテニスコート、広場、管理棟、園路、駐輪場、防災備蓄スペースなどの整備を想定する。
 今後は25年度に協定締結と基本計画策定、26年度に用地取得や基本・実施設計、開発手続きを進める。
 長友貴樹市長は「同留保地の有効利用で、スポーツ振興に留まらない複合的な恩恵がもたらされる」とコメント。FC東京の川岸滋也社長は「防災や福祉、まちづくりと連携した多機能な拠点整備を通じ、地域の皆さまに必要とされる存在を目指す」とコメントした。