福島市/消防本部・福島消防署整備/10月以降に建築など3件発注公告

2025年8月25日 工事・計画 [6面]

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 福島市は市民会館(霞町)敷地に移転新築する「消防本部・福島消防署」庁舎の建設に本格着手する。9月補正予算案に建設事業費53億7400万円(継続費2025~27年度)を計上。市議会で可決を得た上で、9月末を履行期限とする実施設計がまとまり次第、建築本体、電気・機械設備の工事3件を公告する予定だ。制限付き一般競争入札(総合評価方式)での発注を見込む。28年4月の開庁を目指す。
 庁舎棟はS造3階建て延べ5707平方メートル(免震構造)で、庁舎一体型の屋内訓練場や非常用の耐震性貯水槽60トンを備える。1階に消防署、2階は消防本部、3階に通信指令室・作戦室が入る。「NearlyZEB」の取得も目指す。消防・防災活動の中核を担う『まちに開き、まちを見守る』出動機能を集約した消防庁舎にする。
 建設地は市民会館の敷地8955平方メートル。市民会館(RC造地下1階地上6階建て塔屋3階延べ5610平方メートル)などの解体工事をエヌオーエー(福島市)が施工している。工期は26年6月12日まで。
 基本・実施設計は佐藤総合計画・杜設計(福島市)JVが担当している。