関電不開発ら/大阪市中央区に28階建て複合ビル/設計はIAO竹田設計

2025年8月25日 工事・計画 [10面]

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 関電不動産開発と南海電気鉄道、大阪メトロの3者は、大阪ミナミの中心部に28階建ての超高層複合ビルを建設する。場所は南海電鉄難波駅東側の敷地約3000平方メートル(大阪市中央区難波千日前6ほか)。設計をIAO竹田設計が担当し、2027年3月に着工する。施工者は未定。31年3月の開業を予定している。
 事業名は「(仮称)難波千日前地点再開発プロジェクト」。複合ビルは歩行者空間化された「なんば広場」や「なんさん通り」と接し、新たなランドマークとして回遊性のさらなる創出が期待される。地下階で地下街「NAMBAなんなん」と接続し、大阪メトロなんば駅へのアクセスが容易になる。
 建物は地下2階地上28階建てで最高高さが128メートルに及ぶ。“難波らしさ”を縦に積み上げる「タテなんば」をコンセプトに、地下2階~地上3階に物販・飲食、4~13階にフレキシブル対応のオフィスを配置。15~28階にブティックホテル「ハイアット セントリックなんば大阪」(267室)が入る。