東京など9都県市が合同防災訓練/123機関参加、石破茂首相が視察

2025年9月2日 行事 [1面]

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 東京、埼玉らを含む9都県市が「防災の日」となる1日、さいたま市桜区の荒川総合運動公園で第46回「九都県市合同防災訓練」を開いた。警察や消防、地元自治会を含む123機関が参加。消防による消火活動や人命救助など実践的な訓練を行った。会場には石破茂首相ら政府関係者が訪れ訓練を視察した。
 防災訓練は九都県市合同防災訓練の幹事を務めるさいたま市が主催した。同市で最大震度6強の直下地震が発生し、建物倒壊や多数の負傷者が出ている状況を想定して行われた。訓練では123機関の関係者と一般市民が連携しながら、列車事故救出やライフライン応急復旧訓練などを体験。救助犬を使って倒壊した建物から被災者を救助する訓練も行った。
 訓練の後半では石破首相ら政府関係者が会場を視察。さいたま市消防局や県高等看護学院の生徒らによる人工呼吸訓練、組み立てられた災害用段ボールベッドの寝心地などを体感した。