東亜建設工業は、バングラデシュで初となる免震構造建築物の建設工事を施工する。同国公共事業局発注の「ダッカ消防市民防衛局本部庁舎建設工事」を約43億円で受注した。
建築物の持続可能性を重視し、防災機能の強化とともにビル・エネルギー・マネジメント・システム(BEMS)も取り入れる。雨水再利用の仕組みや太陽光発電なども導入。エネルギー利用を低減、最適化する。工期は9月~2028年3月の30カ月になる。
プロジェクトは、政府開発援助(ODA)の円借款事業として展開している。建設地は首都ダッカ管区ダッカ市のミルプール地区。1万1060m2の敷地にRC造地下1階地上10階建て延べ2万2436m2規模の庁舎を建設する。
設計はオリエンタルコンサルタンツグローバル・大建設計・Development Design ConsultantsJV。