埼玉県はさいたま市大宮区の県営大宮公園にあるスポーツ施設(自転車競技場、野球場、サッカー場)の再整備を核とする「大宮スーパー・ボールパーク基本計画」を策定した。県営競輪場の「大宮双輪場」を多目的競技場として第二公園に再整備する。
野球場は屋外型を基本としプロ野球の公式試合に対応できる規模とする。詳細は今後検討する。現サッカー場の収容人員は1万5600人で、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の開催基準を満たしていない。スタジアムはさいたま市所有のため、市が本拠地として使用する「RB大宮アルディージャ」などと連携し、整備の方向を探る。双輪場は1949年の完成で施設全体が老朽化している。他のスポーツ競技も利用可能な施設への再整備を目指す。
再整備のコンセプトは「試合がある日もない日も楽しめる公園」。商業施設(物販、ペット関連など)や飲食施設(カフェ、レストランなど)、運動・リフレッシュ施設(ジム、サウナなど)の導入も検討する。
事業スケジュールは基本計画の確定後、サウンディング(対話)型市場調査、個別施設計画などを検討している。26年度以降に要求水準書の作成、事業者選定手続き、設計・施工というイメージを示した。