建設産業専門団体連合会(建専連、岩田正吾会長)と建設産業専門団体中部地区連合会(中部建専連、清水敬央会長)の共催で「第12回建設専門工事業合同体験フェア」が25日、愛知県小牧市のポリテクセンター中部で開幕した。26日までの2日間で愛知県、岐阜県、静岡県の7校から延べ約220人が参加する予定。作業体験を通じて専門工事について理解を深めてもらうとともに、やりがいや魅力を伝える。
開会式で清水会長は「専門工事は社会に不可欠な仕事だが十分に知られていない。魅力を伝え、将来の仕事として関心を持ってもらえるよう有意義なフェアにしよう」、森本輝中部地方整備局長は「若手に選ばれる業界となるため、賃金アップや働き方改革などに尽力する。皆さんと連携しながら業界の魅力を伝えたい」、長谷川周夫建設業振興基金(振興基金)専務理事は「体験で面白さに触れることが入職につながる。われわれも業界をしっかり支える」とあいさつした。
会場内外には型枠や鉄筋、とび、内装、タイル、左官、ダイヤモンド工事、圧接など専門業種ごとに14ブースを設置。生徒らは職人の指導を受けながら、鉄筋の結束や型枠の組み立て、タイル張り、塗壁、切断機操縦、クレーン作業などを体験した。
同フェアは日本建設業連合会(日建連)中部支部(鈴木淳司支部長)、愛知など各県の建設業協会、戸田みらい基金、振興基金、東日本建設業保証の愛知など各支店が協賛。中部整備局や愛知労働局、愛知県などが後援している。
参加団体は次の通り。
▽日本型枠工事業協会東海支部▽東海4県鉄筋組合連絡会▽東海建設躯体工業会▽全国建設室内工事業協会中部支部▽中部建設インテリア事業協同組合▽全国タイル業協会中部支部▽日本左官業組合連合会東海ブロック会▽ダイヤモンド工事業協同組合中部支部▽中日本圧接業協同組合▽全国クレーン建設業協会愛知支部▽日本機械土工協会中部支部▽プレストレスト・コンクリート工事業協会中部支部▽日本金属工事業協同組合中日本ブロック▽日本塗装工業会中部ブロック。