第一生命保険/仙台第一生命ビル新築工事入札公告/来年6月着工へ

2025年9月26日 工事・計画 [6面]

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 第一生命保険は、仙台市青葉区の定禅寺通沿いにある「仙台第一生命ビル」(愛称・黒ビル)の建て替えで「(仮称)仙台第一生命ビル新築工事」の一般競争入札(総合評価方式)を26日に公告する。国分町3の1の1にオフィスビル(S造地下1階地上13階建て延べ1万6149平方メートル)を建設する。設計は竹中工務店。参加申請を10月3日まで受け付ける。提案書の提出期限は11月25日。入札結果は同月末に通知する。2026年6月に着工し、28年4月5日までの工期を予定している。=発注公告別掲
 参加希望者は、10月1日までに同社不動産部不動産開発課仙台PJ担当(〒100-8411、東京都千代田区有楽町1の13の1)に名刺と会社概要を送ること。募集要領と入札参加申請書をメールで配布する。
 参加には仙台市の競争入札参加資格が必要になる。経営事項審査で「建築一式工事」の総合評定値が1200点以上で、15年度以降にS造で10階建て以上、延べ1万平方メートル以上の賃貸用オフィスビル(基礎、躯体、外装、内装を含む)を元請で施工した実績を求める。
 国分町三丁目一番地区優良建築物等整備事業として、主要用途が事務所、店舗の新ビルを整備する。建設地(敷地面積1417平方メートル)には1970年7月に竣工した現「仙台第一生命ビル」(愛称・黒ビル)が立っている。SRC造地下1階地上10階建て塔屋4階の規模で、延べ床面積は1万1110平方メートル。竹中工務店が設計・施工し、現在は同社が解体工事も施工している。
 仙台市の「せんだい都心再構築プロジェクト」の適用を24年9月に受けた。容積率などが緩和され、事業採算性の向上が期待できる。新市役所本庁舎と商店街を結ぶ「つなぎ横丁」、近接する勾当台公園、定禅寺通、新本庁舎と一体になった全周4面の再整備を通じ、エリアの魅力・価値向上を実現する。