東北福祉大学/仙台・国見新キャンパス構想発表/設計は安井建築設計事務所

2025年9月29日 工事・計画 [6面]

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 東北福祉大学は、仙台市青葉区の国見キャンパスに教育機能を集約する「新キャンパス構想」を発表した。2026年度から「図書館・食堂棟」と「体育館」を新設する。28年度の完成後に既存建物を解体し、分散する学科を集約するための新講義棟を建設する。設計は安井建築設計事務所が担当。年内にも施工者を決める。約10年かけ、ワンキャンパスプロジェクトを実現する。
 第1段階で整備する「図書館・食堂棟」は国見キャンパスの中心に建設する。RC、S造5階建て延べ約6000平方メートルの複合施設となる。1、2階は食堂エリア、2~5階は図書館エリアで構成する。体育館は、国見キャンパスに近接する北山キャンパス(多目的運動場)にS造2階建て延べ約3500平方メートルで整備する。体育館、多目的室、トレーニングルームを含む施設で、2棟はいずれも28年度中の竣工を予定している。
 第2段階では、既存建物の解体を進め、国見ケ丘キャンパスにあるリハビリテーション学科など分散する学科を集約して講義棟を新設する。
 新キャンパス構想は、25日に開いた大学を運営する学校法人栴檀学園(平井正道理事長)創立150周年記念祝賀会で発表した。千葉公慈東北福祉大学学長は「150周年を機に多様な学びの環境を充実させる。福祉の新時代に対応する」と語った。