大阪建設業協会(大建協、錢高久善会長)が主催する第71回野球大会(後援・建設業福祉共済団)の決勝戦が22日、大阪府吹田市の万博記念公園スポーツ広場で行われ、8対4で竹中工務店を制した奥村組が5年ぶり、通算8度目の優勝を果たした。
今大会は14チームが参加し、20~22日に熱戦を繰り広げた。22日午前、小雨が降る中で行われた準決勝は奥村組と鴻池組、大林組と竹中工務店が対決。8対1でコールド勝ちした奥村組、7対3で勝利した竹中工務店が決勝へ駒を進めた。
決勝戦は奥村組が2回表に安打を量産して3点を先制。3回表にも2点を追加し優位に試合を進めた。5対1で迎えた4回裏に竹中工務店が反撃。ホームランを含む猛攻で3点を奪った。奥村組は1点差に追いつかれるも6回表に3点を挙げて勝利を決定付けた。
最優秀選手賞(MVP)は9イニングを投げて11奪三振、2勝を挙げた奥村組の唐登功太郎選手。優秀選手賞には7打点を挙げチームの勝利に貢献した谷元将弥選手(奥村組)、敢闘賞には打率6割2分5厘で1本塁打、4打点をマークした平井開人選手(竹中工務店)が選ばれた。
今大会からチームの指揮を執った奥村組の寺下大貴監督は優勝の喜びをかみしめながら「今年は若手中心の新体制で挑み、それぞれが活躍してくれた。厳しい試合になると覚悟をしていたが、選手全員の勝ちたいという強い気持ちが勝利につながった。来年に向け練習を重ね、連覇を達成したい」と意気込みを語った。
表彰式では寺下監督らに賞状と優勝旗、優勝杯を、準優勝チームにも賞状と準優勝杯が贈られた。北野勝之大会競技委員長(鴻池組)は両チームの健闘をたたえるとともに「チーム一丸で優勝を目指し、全力でプレーする姿に感動した。本当に素晴らしい試合だった」と大会を振り返った。










