CCUS能力評価基準/「石材施行技能者」追加/対象46分野に

2025年10月27日 行政・団体 [2面]

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 建設キャリアアップシステム(CCUS)の登録技能者に対する能力評価(レベル判定)基準に、石材の加工、築造工事、取り付け工事などの「石材施工技能者」が追加され、24日から能力評価が行われることになった。能力評価の実施は全国建築石材工業会が担う。この結果、能力評価は46分野で実施されることになった。
 石材施工技能者の能力評価基準として、レベル別に就業日数や保有資格などが定められた。レベル3の保有資格は▽1級石材加工作業技能士▽1級石張り作業技能士▽1級石積み作業技能士-などで、1級の技能士はレベル2の2級の技能士を保有することとして扱う。レベル4の保有資格には、登録石材施工基幹技能者やレベル3、レベル2の資格を定めている。
 天然の石材が使われる建物は多く、国会議事堂の外装は3種類の花こう岩による石積みがなされ、内装には33種類の大理石が使われている。柄や石種の個性を踏まえた最適な加工や、工法の適用に当たっては、深い知識と高度な技術力が求められる。