日本建設業連合会(日建連)九州支部(上田哲夫支部長)は24日、飛島建設が施工する福岡市城南区の「福岡大学多目的棟(仮称)新築工事」(発注者=学校法人福岡大学)の現場で「けんせつ小町現場見学会」を開いた=写真。会員企業9社から女性職員18人が参加。内装などの仕上げ工事が進む現場内を見学し、職場の垣根を越えて交流を深めた。
見学会の開会に当たり同支部総務広報委員会の安居美耶子けんせつ小町部会長(鹿島九州支店)は「今後のキャリアや働き方のヒントを感じてもらえれば」と話した。
現場に入る前に、同現場の市来幸三郎所長が工事の概要や特徴、施工に当たり苦労した点を説明。苦労した点では隣接する病院棟の既存地下埋設物への措置や高さ7・5メートルの化粧柱の施工で4回に分けてコンクリートを打設したこと、長さ約18・4メートルの長スパンの梁型枠の施工で中心部に足場を組み2分割して型枠を設置したことなどを具体的に紹介した。
その後、市来所長の説明を受けながら実際に建物内部を見学。参加者は熱心に聞き入っていた。市来所長は「これから経験することもあると思うが、その参考にしてもらいたい」と述べた。
建設地は七隈7の45の1。建物規模はRC一部S造5階建て塔屋1階延べ5241平方メートル。工期は2026年2月28日まで。









