国土交通省は、所管各分野のデータ連携基盤となる「国土交通データプラットフォーム(DPF)」の利活用促進に向けた新たな試みとして、インフラ分野でのAI活用に関心がある民間事業者などが協働して議論・実証を行う場を設ける。参加者を「インフラAI共創パートナー」として募集する。インフラ整備・管理に関するデータの保有者や、AI技術の保有者を対象とし、成果物となるデータの一部は国交DPFで検索・表示やダウンロードを可能にする。
12月19日まで参加者を募集している。国交DPFを介して保有するデータを提供する「データ提供者」、国交DPFのデータを利用して新たなサービスの創出を目指す「データ利用者」も含めた三つの募集枠を設定している。11月17日に参加希望者向けのオンライン説明会を開く予定。同14日までに専用の申し込みフォーム(https://forms.office.com/r/p3Z7duy5Wh)で受け付けている。
インフラAI共創パートナーの募集は、AI学習用データやAIアプリ開発などに関心のあるコミュニティーを組成し、実証実験などのマッチングを行うのが目的。参加者が提供するデータの特性などを参加者間で情報共有し、AI活用に向けた枠組みや技術的な検討に当たる。その際に「協調領域」と「競争領域」を整理し、協調領域と整理されたものは国交DPFでの公開を視野に入れる。
データ提供者とデータ利用者の募集は2回目となる。データ利用者は募集条件を以前より広げ、AIを活用したサービスやアプリを開発するパターンを新たに募集する。










