土木学会/未来の土木コンテスト優秀4作品、技術検討会開く/子どものアイデア実現へ

2025年11月14日 行事 [2面]

文字サイズ

 土木学会(池内幸司会長)は、清水建設の「温故創新の森NOVARE」(東京都江東区)で小学生から未来の街のアイデアを募る「未来の土木コンテスト」の技術検討会を3日に開いた。優秀賞に決まった4作品の受賞者4人と土木エンジニアが最終選考に向け、小学生のアイデアを実現するための技術的な検討を進めた。
 日本建設業連合会(日建連、宮本洋一会長)が全面協力。会員企業の土木技術者が4チームに分かれて小学生と顔を合わせた。技術検討会は、1次選考を通過した優秀賞4人を未来プランナーとして迎え、彼らの自由で夢のあるアイデアの実現を目指し、土木エンジニアたちが本気で取り組む。
 未来プランナーと土木エンジニアにより結成された検討チームは、2026年2月8日に早稲田大学井深大記念ホール(東京都新宿区)で行われる最終選考会(一般公開のプレゼンテーションを実施)に向け技術検討した。同日に検討会の成果を発表し最優秀賞を決定して表彰式を行う。
 検討チームは次の通り。▽チーム名=〈1〉提案者〈2〉作品名〈3〉チームリーダー。敬称略。
 ▽葵チーム=〈1〉葵晴友希(東京都)〈2〉リサイクルシティー〈3〉小島文寛(東急建設経営戦略本部デジタルイノベーション部長)
 ▽チーム墫=〈1〉墫優佳里(山形県)〈2〉山と雪を活かした街づくり〈3〉永山智之(西松建設技術研究所管理グループ上席研究員)
 ▽チーム兒玉=〈1〉兒玉紗知(埼玉県)〈2〉サステナブル・セーフシティ〈3〉樋口俊一(大林組技術本部技術研究所副所長)
 ▽チーム竹内=〈1〉竹内瑶絵(兵庫県)〈2〉まんまるハウスが集う移動できるまち~コロコロ転がり関わり合う~〈3〉關繭果(竹中土木技術・生産本部技術開発部課長)。