大阪府都市整備部/千里丘寝屋川線、26年度にも道路と橋りょうの詳細設計

2025年11月17日 工事・計画 [8面]

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 大阪府都市整備部は都市計画道路・千里丘寝屋川線(寝屋川市高柳2~下神田町、延長1387メートル)の整備計画で、早ければ2026年度に道路と橋梁の詳細設計に着手する。事業認可時には同年度の着工も見込んでいたが、用地取得の進捗次第で工程調整が必要になるとしている。現在は境界立ち会いや丈量図の作成、物件調査などを順次進めている。
 計画区間は府道八尾茨木線(寝屋川市高柳付近)を起点とし、起点から約400メートル南下した地点で府道木屋門真線と合流する形で、寝屋川市と門真市の市境付近(下神田町)に至る。幅員は32メートルで4車線、歩道・自転車道・植樹帯、電線共同溝を設ける。起点付近には古川水路が流れており、橋梁を整備する。橋長は約15メートル。形式や基礎構造は予備設計の検討結果を踏まえ、詳細設計で固める。
 同路線は国道1号と第二京阪道路を結ぶ広域的な幹線道路ネットワーク形成に寄与し、北河内地域の慢性的な渋滞緩和や交通安全の確保、防災機能向上が期待される。全体事業費は約97億60百万円で調査費約4億30百万円、用地費約65億80百万円、工事費約27億50百万円の内訳。
 23年度に事業化し、23~24年度に「都市計画道路千里丘寝屋川線道路予備設計委託」(受注者=セントラルコンサルタント)を作成した。今年7月に「都市計画道路千里丘寝屋川線橋梁予備設計」を復建調査設計に委託し、26年2月25日の納期で作業を進めている。用地取得は25~30年度を予定しているが、測量成果を基に権利者協議を段階的に実施していく。認可計画上の完成予定は31年度末。