大阪府は寝屋川南部地下放水路の未整備区間となっている岸里調節池(大阪市西成区)の本格着工に向け、最終的な検討段階に入る。2025~26年度に発進立坑と排水機設備をつなぐ連絡管渠の詳細設計や調節池の施工検討を進め、27年度以降での発進立坑着工を目指す。
9日に「寝屋川南部地下河川排水機場連絡管渠等検討委託(R7・R8)」の条件付き一般競争入札を公告した。参加申請の提出期限は16日。入札書は26、27日に受け付け、28日に開札する。
参加資格は府競争入札参加資格の建設コンサルタント業務で「河川、砂防および海岸・海洋」「下水道」「鋼構造およびコンクリート」の全ての登録を求める。雨水ポンプ場など排水機場の設計業務の履行実績も必要。
同業務では岸里調節池の発進立坑とポンプ場設備をつなぐ連絡管渠の詳細設計と調節池全体の施工検討を行う。場所は西成区南津守2ほか。履行期間は27年2月24日まで。
発進立坑は調圧水槽の機能を兼ね、直径約50メートル、深さ50~60メートルの規模を想定。排水機場の南東角付近に配置する。詳細設計は東京建設コンサルタントが担当した。
寝屋川南部地下放水路は東大阪市若江から大阪市西成区の木津川までを結ぶ地下河川。流域内の雨水を落とし込み最下流部の排水機場から河川へ放流する。全体延長約13・4キロのうち、若江立坑~聖天山立坑間約11・2キロが完成。現時点で約63万立方メートルの貯留能力を確保済み(暫定供用中)。以西の排水機場を含む岸里調節池区間約2・2キロが未整備となっている。
24年度には国の技術基準改定を受けて排水機場の規模や配置を見直す都市計画変更が行われた。排水機場は木津川に接する位置へと変更し、面積も従来計画の約1万5700平方メートルから約2万9800平方メートルへ拡張。地下放水路の起点や線形、延長も見直し、排水路と吐き口は廃止して排水機場内に集約する計画に改めた。








