九段下交差点付近での再開発に伴い、「九段生涯学習館」を更新する予定の東京・千代田区は、新学習館に談話や飲食ができるスペースを新設し、交流機能を強化する。運動や音楽活動で使う部屋の数と、各部屋の面積は増やす方向で検討する。
千代田区は「(仮称)新九段生涯学習館基本構想」の素案をまとめた。一般からの意見を19日まで募った後、必要な修正を加え、2025年度に正式決定する。基本構想での考え方に基づき、26年度に基本計画を策定する。
再開発エリアは九段南1(敷地面積約0・6ヘクタール)。九段南一丁目地区市街地再開発組合が高さ約170メートル、延べ8・1万平方メートル規模のビル建設を計画している。28年度の着工を目指している。
談話や飲食ができるスペースは展示機能と一体的に整備し、状況に応じて広さを調整する。運動や音楽活動で使う部屋は広さの異なる複数の部屋を用意する。会議室は利用実態を踏まえて数や規模を整理。可動間仕切りを使い、人数に応じて広さを変えられる仕様にする。
美術や工芸などの活動スペースは縮小する一方、電気炉を置く準備室は拡充する。陶芸専用の部屋は、さまざまな創作活動で利用できる部屋に転換し利用率の向上を図る。
既存の九段生涯学習館の規模はSRC造地下1階地上9階建て塔屋1階延べ3712平方メートル(生涯学習館延べ2817平方メートル、区営九段住宅延べ895平方メートル)。集会室や学習室、レクリエーションホールなどで構成している。1980年に完成した。
再開発組合が新たなビルを建設している間は代替施設を検討する。








