東京・豊島区/池袋駅東西高架デッキ整備/26年度に北側線路上部概略設計着手

2026年1月19日 工事・計画 [4面]

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 東京・豊島区は池袋駅の東西をつなぐ高架デッキの整備検討を加速させる。南北で計画するデッキのうち、北側線路上部の概略設計に2026年度着手する。駅の東西移動は地下通路が主なルート。利用動線の交錯や慢性的な混雑が長年の課題だ。高架デッキの整備で課題解消と東西回遊の強化につなげる。整備完了は40年代を計画している。
 計画するデッキは区が主体で整備する。過去にも駅東西の歩行者環境改善に向けて、区議会などで議論があった。1990年代には地域主体の協議会などが立ち上がったが、関係者の合意に至らず進展しなかった。ただ、その後も都議会への請願や区による整備構想策定など、環境改善に向けた動きがあった。15年には駅周辺が特定都市再生緊急整備地域に指定され、駅東西のまちづくりがさらに活発になっている。
 デッキ整備では西口で進む再開発事業の「池袋駅西口地区」「池袋駅直上西地区」との連携も見据える。現状では「駅とまちをつなぐ空間を再開発建物内部」に設ける想定だ。区は東側でも地権者との協議を始めている。東側デッキ接続部の位置や規模は検討中。
 区は「駅東西地域の一体化」をデッキ整備の効果に掲げ、池袋全体の魅力向上につなげる考えだ。