山形県、寒河江市/統合新病院再編・整備基本計画案/事業費約160億円

2026年1月20日 工事・計画 [6面]

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 山形県と同寒河江市は「県立河北病院および寒河江市立病院統合再編・新病院整備基本計画案」をまとめた。建設地は西根下堰(敷地面積2万9905平方メートル)。現寒河江市立東陵中学校を解体し、跡地に延べ1万2600平方メートル規模の新病院を建設する。事業費は約160億円を見込む。2026年度に基本・実施設計(一括)の発注手続きを開始し、本体工事の発注公告は28年度を予定している。31年度の開院を目指す。
 病床数は一般病床140床で、東北地方の公立病院で初めて全室を個室とする。急性期一般病棟50床1棟、地域包括ケア病棟45床2棟の計3棟で構成。整形外科や脳神経外科、産婦人科、放射線科など16診療科を設ける。大規模災害時に防災機能を果たすため病院機能を維持する設備を整備する。480台以上の駐車スペースなども確保する。運営は28年度に立ち上げる一般事務組合(構成員・県、市)が行う。
 事業費のうち、用地取得は9・3億円、建設工事費は119・7億円、設計費・工事監理費は6億円を見込む。
 人口減少が進む中で県内の西村山地域(寒河江市と河北、西川、朝日、大江4町)では医師の確保が大きな課題となっている。県と市でつくる協議会が24年5月から県立河北病院(116床)と市立病院(98床)の統合と新病院整備の検討を進めてきた。25年7月には吉村美栄子山形県知事と斎藤真朗寒河江市長が「山形県立河北病院と寒河江市立病院の統合再編に係る基本合意書」を結んでいる。
 基本計画は3月下旬の市民意見募集などを経て年度内に策定する。「西村山地域新病院整備基本計画策定支援等業務」は長大が担当した。