宮城県/仙台赤十字病院・県立がんセンター統合病院基本計画/事業費486億円

2026年1月22日 工事・計画 [6面]

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 宮城県は「仙台赤十字病院・宮城県県立がんセンター統合新病院基本計画」をまとめた。主機能を有する本棟(7階建て)と核医学機能を配置する別棟(平屋)の2棟構成とし、規模は延べ3万1080平方メートルを見込む。事業費は約486億円。2026年度にも基本設計の発注を公告する予定で、30年度の開院を目指す。
 建設予定地は名取市が無償貸与する植松入生(敷地面積4万7781平方メートル)。全体病床数は400床の計画。内科系や外科系など計35診療科を設ける。統合する両病院の現機能の維持を基本とする。本棟は1~2階に診療室、3階に病棟や手術室、4~6階に病棟、7階にリハビリスペースなどを配置。がん医療は東北大学と補完、連携しつつ、別棟に高度な放射線治療など先進的な治療を行える設備も配備する。
 事業費のうち設計・監理費は12億円、建設工事費は339億円、情報システム整備費は33億円などを想定する。
 仙台赤十字病院が委託した基本計画策定支援業務は、シップヘルスケア(大阪府吹田市)が担当した。
 県はこれまで救急・急性期医療を担う総合病院の空白地を埋めるため、仙台医療圏の4病院再編構想を主導してきた。構想のうち、仙台赤十字病院(389床)と県立がんセンター(383床)の統合は協議を継続していたものの、東北労災病院(仙台市青葉区)と名取市の県立医療センターを富谷市に移転合築する方針を25年5月に断念。富谷市は病院誘致を進め、事業候補者に東北医科薬科大学を選び、計画を進めている。