熊本市/新庁舎等整備/必要面積は総延べ7・5万平米、概算工事費885億円に

2026年1月23日 工事・計画 [9面]

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 熊本市は22日、整備する新たな本庁舎と中央区役所庁舎の必要床面積が総延べ7万5000平方メートル程度になる見通しであると公表した。これに基づく概算工事費は約885億円を見込んでいる。設計費や用地取得費を含めた概算事業費や、合併特例債の活用に伴う市の実質的な負担額などは精査中であり、2月16日開会の市議会定例会に報告する新庁舎整備基本計画の素案で示すとした。
 新庁舎の想定規模や工事費の試算結果は、22日に開かれた市議会の庁舎整備に関する特別委員会で報告した。
 概算工事費は基本構想(2024年8月策定)で示した約421億円と比べ、必要面積や資材価格などの高騰を受け、約2・1倍となった。
 必要面積のうち、本庁舎は延べ5万6000平方メートル程度(執務機能延べ4万9500平方メートル、議会機能延べ6500平方メートル)、中央区役所庁舎は延べ1万9000平方メートル程度と試算。交流共創スペースや共用部の面積を精査した結果、基本構想と比べ、本庁舎は800平方メートル減、中央区役所庁舎は5500平方メートル増となった。
 本庁舎の1~2階は多目的スペースなどの交流・共創機能が中心で隣接するくまもと街なか広場と一体感のある空間構成とする。3~6階は執務機能や災害対策本部機能、7~9階は議会機能を配置。区役所庁舎は1階に交流・共創機能、2~8階は窓口機能を含む執務機能とする。いずれの庁舎も熊本城の眺望を意識し屋上にも交流・共創機能を設けることを検討する。
 当初、区役所庁舎は4階建て程度を想定していたが、税関係の手続きを区役所で一貫して行えるよう関連部署の機能を本庁舎から移すこととしたため規模が増えた。
 新庁舎の整備予定地は本庁舎がNTT西日本所有地(中央区桜町、敷地面積9987平方メートル)、中央区役所庁舎が市役所花畑町別館跡地(花畑町、2749平方メートル)。
 基本計画策定支援業務と基本設計・実施設計業務は日建設計・太宏設計事務所JVが担当。