北海道旭川市は27日、公募型プロポーザル方式で事業者を選定する「(仮称)旭川新アリーナ等整備事業」の募集要項と要求水準書を公表した。総合体育館の建て替えによるプロフィットセンター機能を有する新アリーナについて、市が保有しない方式(非保有方式)での整備・管理運営手法の提案を求める。参加資格確認申請書類は2月24~27日に受け付ける。
花咲町1丁目~5丁目に位置する花咲スポーツ公園の各種運動施設は、整備から35年以上が経過し老朽化が進んでいることから、市では公園の再整備を計画し、2024年3月に「花咲スポーツ公園再整備基本構想」を策定した。この中で園内の総合体育館をアリーナとして建て替える方針を決め、新アリーナ整備に向けた検討を進めてきた。
同事業では新アリーナと、総合体育館の跡地またはその周辺に整備する駐車場とキッズパーク、ニュースポーツエリアを必須施設とし、それぞれの整備内容と管理運営方法について提案を受ける。
新アリーナはプロバレーボールSVリーグやプロバスケットボールBリーグのホームアリーナ要件を満たすなど、開催を想定するプロスポーツの興行に十分な内容とするとともに、ライブやコンサートなど多目的な用途に対応した多目的アリーナとして十分な内容とする。加えて35メートル×19メートル、高さ12・メートル以上で固定席50席以上を設置したサブアリーナ、300平方メートル程度の多目的運動室、350平方メートル程度のトレーニングルーム、100平方メートル程度のキッズルームなどの整備も条件となる。
新アリーナの整備・運営は非保有方式で行うこととし、民設民営方式やリース方式、民間サービスによる代替方式など事業者が保有する形での事業方式について、提案を受ける。
駐車場など周辺施設については、市が施設整備を行い、事業者が指定管理を行うことを想定しているが、他の方式による整備・管理運営の提案も可能とする。
新アリーナ周辺への収益施設整備の非保有方式での整備・管理運営や、既存施設(陸上競技場、プール、馬場、硬式野球場、硬式テニスコート、軟式テニスコートなど)の一部または全部の指定管理を行うことも任意で提案できる。
事業期間は新アリーナの供用開始日から30年以上65年以下の範囲で終了日の提案を受ける。新アリーナは市が公共サービス提供のために必要な日数や時間を借り受ける方式を想定。借り受け日数を年間220日と想定し、時間枠の対価またはリース料の提案上限額を年額4億3800万円(税込み)に設定する。
参加資格は設計、工事監理、建設、維持管理、運営の各業務を担う複数法人で構成するグループ。設計企業は1級建築士事務所で、10年度以降に旭川市内で完了した延べ面積5000平方メートル以上の建築物の実施設計業務の実績を有する企業を1社以上含むこと。
建設企業は自らが担う工事の工種の特定建設業許可を有し、旭川市内に本店を有する法人を1者以上含むことなどが要件となる。
参加資格申請を受け付け後は、確認結果を3月6日までに代表企業に通知する。3月23~25日に応募者と市との個別対話を実施する予定で、参加申し込みを同9~13日に受け付ける。その後、4月20~24日に1次提案書、6月1~5日に2次提案書をそれぞれ受け付け、同下旬に予定するプレゼンテーション・ヒアリング審査を経て、7月に優先交渉権者を公表、9月に基本協定を締結するスケジュールを見込んでいる。








