JFEエンジ/浮体式洋上風力基礎製造に参入/一貫製造体制を整備

2026年1月30日 技術・商品 [3面]

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 JFEエンジニアリングは、浮体式洋上風力発電で使う風車の基礎製造事業に本格参入する。基礎のモジュール製造から組み立てまでを一貫で行う体制を構築した。同社は着床式洋上浮力発電の基礎であるモノパイル製造も推進。浮体と着床の両方で鋼製基礎が製造可能な国内唯一のメーカーとして、洋上風力分野でポジションを固める。
 浮体式洋上風力発電の基礎製造事業は、経済産業省の補助金「令和7年度GXサプライチェーン構築支援事業III(浮体式等洋上風力発電設備)」に申請し、採択された。補助金を活用し津市の津製作所に設備投資。浮体式基礎の製造にワンストップで対応可能な体制を整えた。2030年までに、浮体式基礎が年間24基以上製造・出荷できる量産体制を敷く。
 津製作所は国内最大級の海洋ドックと広大な屋外ヤードがある。55年にわたって橋梁や鋼構造物の製造で培った技術と知見を生かし、国際競争力がある浮体式基礎メーカーを目指す。
 24年には国内初の着床式用モノパイル製造工場が、岡山県笠岡市で稼働した。浮体式基礎をつくる津製作所と合わせて、浮体と着床の両方で基礎をつくれる国内唯一の企業となる。素材から基礎製造、O&M(運営・維持管理)までJFEグループで連携してシナジー(相乗効果)を創出。洋上風力発電の推進によるカーボンニュートラル社会の実現につなげていく。