下宮比町地区再開発/飯田橋駅前に延べ20・8万平米ビル建設/準備組合

2026年2月3日 工事・計画 [4面]

文字サイズ

 東京都の千代田区や新宿区などにまたがる飯田橋駅の北西側エリアで、延べ20・8万メートル規模の再開発プロジェクトが進行している。事業主は下宮比町地区市街地再開発準備組合。2029年度の着工を目指している。駅とまちをつなぐ機能の強化でにぎわいを生み出す。住宅とオフィスが調和したまちを形成する。全体完成は38年度を計画している。
 下宮比町地区市街地再開発準備組合が「(仮称)下宮比町地区第一種市街地再開発事業」の環境影響評価(環境アセス)調査計画書をまとめ、縦覧を始めた。
 再開発の計画地は新宿区下宮比町の一部(敷地面積約1・5ヘクタール)。都道433号(大久保通り)と都道8号(目白通り)に挟まれている。エリア内の西側に医療施設の別館がある。
 エリア内で最も飯田橋駅に近い場所にS・SRC造地下2階地上32階建て延べ約10万6000平方メートルの「A棟」を建てる。オフィスやホテル、店舗などが入る。エリア西側に「B棟」、北側には「C棟」を建設。B棟の規模はRC造地下2階地上47階建て延べ約9万2000平方メートル。住宅と店舗などで構成する。C棟はRC造地下2階地上14階建て延べ約1万平方メートルを計画している。住宅とオフィスなどが入居する。
 A~C棟を地下やデッキでつなぐ構造。建築基準法では1棟の建築物と見なす。再開発では飯田橋駅前の老朽化した歩道橋の架け替えにも協力する。都営大江戸線・飯田橋駅の新たな出口も検討する。改札から直結のエレベーターなども造る考え。
 工事は29年度に着手。A~C棟は37年度に利用を始める。その後、医療施設の別館を解体するとともに跡地などに広場を整備。38年度末に供用を始める。
 環境アセス調査計画書は、東京都環境局や新宿区環境清掃部などで12日まで縦覧できる。