国土交通省は18日、都内でリニア中央新幹線静岡工区の環境影響をモニタリングする有識者会議を開いた。会議では、JR東海と静岡県との協議状況や、JR東海が山梨県側から進めている先進坑の掘削状況などが報告・共有された。JR東海は、2025年1月8日以降に再開した先進坑の掘削によって、26年2月13日時点で県境から山梨県側に向けて、再開位置から370メートル掘り進めたと説明した。
24年5月に再開した高速長尺先進ボーリング調査では、これまで511メートル掘削が進んだと報告。静岡工区の着工に向けては16日、千石ヤードの整備工事に着手した。ヤード造成を巡っては、JR東海と静岡県は自然環境保全協定を締結している。
大井川の水利用に影響が生じた場合の補償の対応について1月24日に補償確認書を締結したことも報告。確認書には、国も関与する中立的・継続的なモニタリング体制の構築や、国交省の指導の下でJR東海が必要な対応を講じることなどが盛り込まれている。
会議では、両者が取り組む3分野28項目の対話の進捗状況も確認した。水資源関連の6項目、生物多様性の9項目、トンネル発生土2項目の計17項目は対話が完了している。残る11項目は協議を継続する。






