建機工/26年度出荷額2・9兆円/3年ぶりに増加見通し

2026年2月18日 行政・団体 [2面]

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 日本建設機械工業会(建機工、山本明会長)が17日に発表した建設機械需要予測によると、2026年度の出荷金額は前年度比1%増の2兆9345億円となる見通しだ。昨年8月の公表値から888億円上方修正し、3年ぶりに増加へ転じる予想となった。引き続き国内市場での苦戦は続くものの、欧州向けを中心とした輸出が需要をけん引するとみられる。
 需要予測は、正会員の建機メーカー60社を対象とし、調査は1月時点で実施した。内訳は、国内が前年度から横ばいの8516億円、輸出が前年度比1%増の2兆0829億円。前回公表値から、国内は297億円の下方修正、輸出は1185億円の上方修正となった。国内で安定した公共投資が見込まれる一方、厳しい市場環境が続く。輸出は米国の設備投資、欧州のインフラ整備に伴い需要が増加する見通しだ。
 25年度の需要予測も前回発表から上方修正した。出荷金額は2兆9117億円(前年度比1%減)を見込む。内訳は国内8525億円(7%減)、輸出2兆0592億円(2%増)。国内は、金利上昇への懸念などを背景とした設備投資意欲の低下で、レンタル向け出荷が減少する見通し。輸出は石炭価格の低迷などの影響でアジア向けが減少するものの、景況感が改善した欧州向けは回復するとみられる。
 同日、都内で会見した山本会長は「建機業界を取り巻く環境変化は著しいが、会員各社の不断の努力を結集し、建機産業の力を強化することが重要だ」と語った。