前田建設/全現場で技能者向けポイ活/CCUSレベルに対応、現場入場でポイント獲得

2026年4月17日 技術・商品 [3面]

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 前田建設は、建設キャリアアップシステム(CCUS)の技能レベルに応じ、現場に入場した技能者にポイントを付与する手当制度の運用を始めた。土木、建築を問わず、同社が元請で施工する全現場が対象。1日当たり、レベル4で500ポイント、レベル3が200ポイント、レベル2で100ポイントを付与する。1ポイント1円として月単位で集計し、デジタルギフトを配布する。ポイント活動(ポイ活)を通じ、同社の現場で働く技能者にCCUSのメリットを実感してもらう狙いだ。
 独自の手当制度「MKポイント」は4月に運用を開始した。多くの技能者が同社の現場で働きたいと思える環境を整備し、将来に向けた労働力を確保するのが目的。技能レベルに応じた手当でCCUSの登録率を高め、レベルアップを促す狙いもある。
 同社の現場に入場する技能者(CCUS登録者)のうち、4段階ある技能レベル2~4が対象になる。協力会社組織「前友会」に所属しているかどうかや、請負次数は問わない。
 エムシーディースリー(MCD3、東京都渋谷区、飯田正生社長)が提供する労務安全書類の作成・管理サービス「グリーンサイト」の作業員名簿に記載されていることも条件となる。併せて、グリーンサイトの従業員情報の連絡先に技能者本人の携帯電話番号の入力が必要となる。
 MCD3が提供するアプリ「MYグリーンサイト」をスマートフォンにインストールし、前田建設の「CCUSレベル別ポイントキャンペーン」に毎月応募する。CCUSカードのタッチか顔認証で同社の現場に入場すると、ポイントが付く。月末に集計し、翌月中旬ごろにデジタルギフトを配布する。受け取るデジタルギフトは、Amazon、Apple、Google Playなど7種類から選べる。
 制度の周知と浸透を目的にポスターを作り、全現場の詰め所や朝礼看板などに掲示する。前友会に事前説明したところ、「前向きに受け止めていただいた。レベルアップにもつながりそうだ」(同社担当者)としている。
 同社は、国土交通省の「技能者を大切にする企業の自主宣言」(職人いきいき宣言)制度でゼネコン登録第1号。自社作業所に従事するすべての技能者を対象に、CCUSレベル(2~4)に応じて手当を支給すると宣言していた。