鹿島は、高速道路の盛り土造成工事で行う地盤締め固めの品質測定を自動化した。盛り土の施工が完了した区間を、測定装置搭載の無人車両が自動走行し水分量などを測定する。取得データは遠隔地でリアルタイムに確認でき、締め固めの施工品質を面的に管理できる。同社は盛り土造成工事で作業の自動化を進めてきた。品質測定の自動化で盛り土の施工や品質管理など一連の工程を網羅。現場の生産性が高まる。
乾燥密度や含水比といった地盤の締め固め品質を算出する測定装置を自動運転でけん引する技術として「A4CSEL(クワッドアクセル)AGV」を開発した。車両が自動走行しながら品質を測定。けん引する車両の運転員や破壊式試験の要員を省人化できる。
同社がダムの堤体打設工事向けに開発した技術を盛り土の地盤締め固めに応用した。地盤締め固めの品質管理に当たっては、水分量を面的に測定するけん引式のRI水分計を新たに開発。測定対象の地盤上に電気抵抗測定装置とRI水分計を接地・けん引し、地盤の電気抵抗と水分量を連続的に測定する。測定結果から締め固め品質を算出する。
自動走行する経路を自動で生成し、遠隔地から指示するシステムも開発した。自動振動ローラーが転圧したエリア情報をベースに、エリアの形状に応じて自動走行できる。
鹿島による盛り土造成工事の自動化は、自動バックホウによる積み込み、自動ダンプトラックによる運搬、自動ブルドーザーによる敷きならし、自動振動ローラーを使った転圧まで完了していた。







