大成建設/木造建築向け二重床開発/高さ抑えつつ床衝撃音低減、施工時間3割短縮

2026年5月27日 技術・商品 [3面]

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 大成建設は、木造建築向けに床衝撃音が低減できる二重床を開発した。衝撃音を大幅に低減しながら、二重床の仕上げ高さを従来の15センチから10センチ程度に抑えた。十分な天井高がとれるようになり、開放感のある室内にできる。二重床の面材は工場でパネル化。現場での作業が容易になり、施工時間は従来工法に比べ約3割短縮可能だ。
 RC造の集合住宅向けに開発した高性能乾式二重床「T-Silent Floor(ティー・サイレント・フロア)」を、木床構造向けに改良した。防振材の上に乗せた根太を、凹型の面材で包み込むようにすることで高さが出るのを抑えた。
 現場では根太に防振材を取り付けた細い板状の防振根太を並べ、その上に工場でパネル化した面材をビスで固定する。特殊な工法を使わずに施工でき、現場の作業時間を従来の約3分の2に短縮できる。
 開発した二重床は床衝撃音の遮断性能と施工効率を両立できる技術として積極的に提案していく。木造オフィスビル、ホテル、共同住宅などへの適用拡大を目指す。木造建築市場の拡大に対応する。
 木床構造はRC造建築物のスラブに比べると、上階から下階への重量床衝撃音が伝わりやすいという課題がある。一般的な乾式二重床では、衝撃音の遮断性能を高めるために床下地材を厚くしている。しかし床下地材が厚くなるとその分天井高も制限されてしまう。床の重量が増えると木材の利点である軽さがなくなってしまうという課題があった。