データラボ/BIM・CIM自動生成サービス開発/点群、2DCADに対応

2026年6月1日 技術・商品 [3面]

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 建設業向けの3Dデータサービスを手掛ける「DataLabs」(データラボ、東京都中央区、田尻大介代表取締役兼最高経営責任者〈CEO〉)は、BIM/CIMのモデルを自動生成するクラウドサービス「Framy(フレイミー)」を開発した。点群データと2DCAD図面の両方から、容易に国際標準の「IFC形式」でモデルを出力できる。6月から2DCAD図面用の体験版を試すテストユーザーの募集を始める。
 フレイミーは構造物をスキャンした点群データや2DCAD図面をクラウドにアップロードし、簡単な指示を送るだけで、数分ほどでBIM/CIMモデルを自動生成する。利用者側では、高性能なパソコンや専用ソフトを用意する必要がない。国土交通省が標準とする「J-LandXML1・2」形式に準じた道路線形と地形面、横断面のモデル化にも対応する。これまで大手鉄道事業者ら主要なインフラ事業者と、高架橋や橋梁を対象に精度や実用性を検証してきた。
 設計者や発注者、施工者らプロジェクトに携わる事業者が必要な正確なデータを共有し、インフラを継続的に支えるデータ基盤を志向する。設計変更時のバージョン管理や差分のハイライト機能、モデル上に部材単位でコメントを残せる機能も特徴だ。
 国交省はBIM/CIMの原則適用を段階的に進めている。直轄土木工事では2027年度以降に本格的に3Dモデルを契約図書として導入し、積算システムの連携が標準化される見通し。一方、現場では専門人材やツールが不足。外注費も高止まりしており、課題解決が求められている。
 データラボでは設計事務所やサブコン、ビルオーナーの利用を想定し、建築設備分野の2D図面への対応も進める。構造や空調、配管の平面図から柱・梁や建具、配管系統などの詳細を構造化したIFCモデルを生成できるようにする。
 田尻氏は、同社が現在展開する製品は元請の施工管理の効率化が中心だったとした上で、「フレイミーは、さまざまなプレーヤーが横断的に協議ができる場となる。創業期からずっとやりたかったことに、ようやく着手できる」と力を込めた。