安藤ハザマは、点検・メンテナンス用の人通孔を設けるRC基礎梁の高さを最小限に抑える工法を開発した。人通孔の周囲に補強筋を配置して強度を確保する。基礎梁に人通孔を設けると梁の強度が低下するため、梁の高さは人通孔直径の3倍以上を確保する必要があった。新工法では約2・4倍に抑えられる。梁高を低減した分、基礎梁の施工に伴う掘削土量やコンクリート打設量を削減できる。
開発したのは「安藤ハザマSMART基礎梁工法」。従来の開孔補強方法を一部改良し、人通孔周辺を補強する。特殊な補強金物や鉄筋は不要で、従来工法と同じ材料、手順で施工できる。梁高を抑えることでコンクリート打設量と基礎の掘削土量を削減できる。現場打ちコンクリートの場合、地下躯体工事費を従来工法に比べて約4%削減できる。
同社が開発した「PCaパラレル基礎梁工法」にも適用可能だ。プレキャスト(PCa)コンクリートに挟まれた中央部分だけ現場でコンクリートを打設し基礎梁を構築する。PCa部材が型枠として機能するため、現場作業を省力化できる。この工法に人通孔の補強工法を適用すると、作業員数を4割削減できる。
建物の基礎梁には、人が通行できるよう中央付近に円形の人通孔を設けることがある。この場合、人通孔周辺の強度を確保するため、梁の高さは人通孔直径の3倍以上を確保することが慣例だった。







