神奈川県小田原市/小中学校を一貫校12施設に再編/24年間で段階的に実施

2026年6月10日 行政・団体 [5面]

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 神奈川県小田原市は、市内にある公立小中学校全36校を、小中一貫の12校に再編する。学区は現在の中学校区をベースとする。新耐震基準で建設されている校舎などは長寿命化改修、旧耐震基準の建物は改築する。計画は2027~50年度に、3期に分けて実施。建物整備は44年度に完了する見込みだ。
 8日の厚生文教常任委員会で報告した。児童・生徒数の減少に加え、学校施設の約85%が築40年以上経過(25年度時点)するなど、老朽化が深刻で対応が必要となっている。
 既存の学校用地を活用する。長寿命化改修か改築かの判断は、新耐震基準をクリアしているかどうかだが、築30年以上経過したS造の体育館は、原則すべて改築する。プールは拠点化・集約化が前提で、各校に設置しない。給食調理場は新たに整備し、全校センター方式に移行する。
 計画は第1期(27~34年度)、第2期(35~42年度)、第3期(43~50年度)に分けて行う。改築の場合は基本・実施設計に各1年、工事に4年の計6年で実施する。長寿命化改修は基本・実施設計各1年、工事3年の計5年で進める。
 整備コストを削減するため、仮設校舎を設けない工事計画や暫定校舎(リース)の採用、複数工事の一括発注などを想定する。
 市は総整備コストについて、再編しない場合(現状維持)とする場合を比較。現状維持だと計画期間(24年)に2587億円が必要になる。一方、再編すると1146億円となり、費用が50%以上削減できるとしている。