関東地方整備局江戸川河川事務所は、同局発注で大林組が施工する「R6江戸川水閘門改築(I期)工事」で、猛暑時間帯の施工を避けるサマータイムの取り組みを後押しする。熱中症対策として涼しい時間帯に作業を集中させ、安全確保や施工品質の維持につなげる。実施期間は7月13日~8月7日。通常は午前8時~午後5時の作業時間を午前7時30分~午後1時30分に変更する。
サマータイムは、同社が現場管理の一環で導入する。移動式の冷却設備や体調管理システムといった従来の熱中症対策も併用。▽熱中症リスクの低減▽施工品質の確保▽生産性の維持-を図る。同事務所は工事関係地域への周知などで、円滑な取り組みを支援する。
導入後は1日当たりの作業時間が約2時間短縮される。同事務所担当者によると、「年間を通じた総作業時間が変わらないよう、別の時期に作業時間を延長」し、工程全体で調整する考え。「こうした先行的な取り組みを後押しし、情報提供を進めていく。建設業界が魅力ある職場になれば」と期待を寄せる。
大林組は、サマータイムの取り組み後に「作業員の感想を収集し、評価分析をする」(同社担当者)方針だ。
R6江戸川水閘門改築(I期)工事は、東京都江戸川区と千葉県市川市にまたがる江戸川水閘門を改築し、耐震性や設備の操作性を高める。工期は3期に分割。1期はECI方式を適用し、閘門と水門を一つずつ建設する。設計は建設技術研究所が担当。施工は大林組が担う。2028年度の完成を目指す。







