JSCA/「耐震性能認証」運用開始/非構造部材、設備含め総合的に評価

2026年6月24日 行政・団体 [1面]

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 日本建築構造技術者協会(JSCA、小林秀雄会長)は、地震時の建物性能を表す「JSCA耐震性能認証」制度の運用を始めた。構造体(上部構造、基礎)だけでなく、非構造部材と建築設備を組み合わせて耐震性能を総合的に評価する。対象建物は高さ45メートル以上の新築または2014年4月以降に建築確認を取得した既存。住宅・非住宅を問わず、免震建物も評価する。初年度に3、4件の認証を想定している。
 同認証はJSCAが建築物の耐震性能を客観的に評価する第三者制度。建築基準法が目的とする建築物の倒壊防止(人命保護)にとどまらず、大地震後の事業継続性や早期復旧につながる建築物の耐震性能を第三者の立場から評価、可視化する。上部構造、基礎に加え、同認証に定めた範囲の非構造部材、建築設備も評価対象にしている。
 上部構造・基礎の目標性能(大地震でもほぼ無被害で主要業務が継続可能、大地震でもあらかじめ定めた機能を維持し建物内に滞在可能などの4グレード)と、非構造部材・建築設備の機能維持や安全性(一つ星~三つ星の3段階)を組み合わせ、▽プラチナ▽ゴールド▽シルバー▽ブロンズ-の4段階で評価。審査を通過し、一定水準以上の耐震性能と機能維持能力を持つことが証明された信頼の証しとして、各段階に応じた色の認証マークを付与する。
 審査は▽設計方針の確認(事前協議)▽技術的評価(審査部会)▽グレード判定▽認証書の交付-の四つのプロセスで進む。
 技術的評価では2人以上の専門委員が認証申請資料を詳細審査し、構造応答値や部材損傷度、非構造部材・建築整備の耐震安全性を厳正に検証する。審査部会の報告に基づき、JSCA耐震性能認証委員会が最終的なグレードを公正に判定する。
 事前相談などは同委員会事務局(メールjsca-ninsho@jsca.or.jp)へ。