土地改良建設協会/25年度施工実態調査/発注者工事行程表、未提示工事16%9件

2026年6月25日 行政・団体 [2面]

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 土地改良建設協会(蓮輪賢治会長)は、会員企業を対象に実施した2025年度施工実態調査の結果をまとめた。調査対象58現場で発注者工事工程表が提示された期日・段階を調べると、契約直後2週間以内に提示された工事は69%で前年度の61%から8ポイント改善した。ただ、工程表未提示の工事が9件(16%)あり、5ポイント上昇した。農林水産省は発注者工事工程表と施工条件などを受注者に示すよう努めているが、提示が徹底されていない状況にある。
 調査は1月19日~2月6日に実施。工事実施の適正化アンケートとして、農水省地方農政局か内閣府沖縄総合事務局が24年12月1日~25年11月30日に契約した工事39現場と、23年12月1日~24年11月30日に契約した過年度国債契約工事19現場を合わせた計58現場をまとめた。
 発注者工事工程表の妥当性を聞くと、「妥当」が43%(前回39%)、「一部問題あり」が53%(54%)、「非現実的」が4%(7%)となった。一部問題あり、非現実的の工事では歩掛かり・日作業量、クリティカルパス、班編成などに問題ありとした回答が上位を占めた。
 工期延長の発生状況と要因を調べると、「実工期延長が必要な重大事態が発生」が45%、「未発生」が31%となった。要因を聞くと「設計変更が必要な事象の発生」(16件)、「未確認の土質・埋設物の出現」(9件)だった。
 プレキャスト(PCa)が適切な施設を含む工事数と適用状況を聞くと、PCa化が適切な施設工事は35件(60%)あり、当初設計でPCa適用率は63%となり、横ばいだった。設計変更による適用は86%(前年74%)に改善した。
 働き方改革の取り組み状況を見ると、「4週8閉所(週単位で達成)」が24・1%、「4週8閉所(月単位で達成)」が48・3%となり、計72・4%の現場で週休2日を達成していた。一方、工期全体では25・9%が週休2日を達成した。
 月単位で4週8閉所が達成できていない理由には多い順に、「不可避的事象の発生」が5件、「発注者の課題」が4件、「受注者の課題」が3件、「当初工期設定の問題」が2件となった。4週8閉所の達成には「発注者は適正工期の設定を行い、受注者側が適切な工程と施工管理を行う必要性がある」との声があった。