米半導体大手マイクロン・テクノロジーは、子会社のマイクロンメモリジャパンの広島工場(広島県東広島市)で、4日に拡張工事の起工式を開いた。工場の西側にクリーンルームを備えた新棟を建設。AI向け次世代メモリーを生産する。2028年後半に製造装置の搬入を始める予定だ。プロジェクトの総合建設パートナーはフジタが務める。 =9面に関連記事
プロジェクトの投資額は1兆5000億円。このうち経済産業省が研究開発や製造設備に最大5360億円の支援を決めている。マイクロンが13年にエルピーダメモリを買収して以降、最大規模のクリーンルームの増設となり、記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー(DRAM)や広帯域メモリー(HBM)の量産体制を整え、先端半導体の国内サプライチェーン(供給網)を強化する。
起工式には赤沢亮正経済産業相、同社の幹部や国、地元自治体、施工会社の関係者ら300人以上が出席した。マイクロンのサンジェイ・メロートラ最高経営責任者(CEO)は「世界トップクラスの研究開発と大量生産を一つの施設で実現している」と広島工場を紹介し、「世界のメモリー需要はこれまでにないほど高まっている」と強調した。
広島工場は東広島市の吉川工業団地にあり、敷地は約30ヘクタール。DRAMの開発や製造を担っている。









