東京・葛飾区/スタジアム構想事業検討委員会が初会合/役割分担など議論

2026年7月7日 工事・計画 [4面]

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 東京・葛飾区が「葛飾区スタジアム構想事業検討委員会」の初会合を3日に区役所で開いた。区内で整備を目指すJリーグ基準のスタジアムを巡り、基本的な考え方や役割分担などを議論。委員会の意見も踏まえたスタジアム構想などをまとめ、2027年度以降に事業者を公募する方針だ。委員会は有識者ら9人で構成。委員長には日本女子体育大学の上林功教授が就いた。元サッカー日本代表の小野伸二日本プロサッカーリーグ特任理事らが委員を務める。
 計画地は、区が24年に取得した東新小岩運動場(東新小岩1の18の1)。敷地面積は約6万8000平方メートル。JR新小岩駅北口から徒歩7分に位置する。敷地内には野球場、陸上競技場、テニスコート8面などがある。
 会合では、スタジアム整備に向けた基本的な考え方として、区が「区財政負担の最小化と区民への還元最大化」などを示した。官民の役割分担を整理し、区が都市公園として必要なオープンスペースや防災機能を整備する。民間事業者に施設設計・配置や収益化策などの検討を任せる方向だ。
 同検討委は▽都市公園とスタジアムの親和性▽防災拠点としてのスタジアム▽地域とスタジアムの共存▽スポーツを軸とした価値の提供▽スタジアムの公共性と経営性-の5項目を中心に議論していく。
 気候変動で猛暑日が増えていることから、開閉式屋根の整備について意見があった。天然芝をスタジアムの天井付近まで上昇させ、下部を屋内競技フロアとして活用するピッチ昇降式の導入も議論。今後、スタジアムの稼働率を上げる方策も検討していく。
 スタジアムの整備には世界的に認知される人気マンガ「キャプテン翼」を活用する。著名なソフトコンテンツを生かし、国内外からの資金調達を視野に入れる。区に本拠地を置くサッカークラブ「南葛SC」が3月、スタジアム整備を求める要望書を区に提出。計画地への「キャプテン翼ミュージアム」設置などを要望した。同検討委でもスポーツ施設にとどまらない敷地活用をするべきだとの意見があった。