大阪公立大学は21日、中百舌鳥キャンパス(堺市中区学園町1の1)の第3期整備事業をECI(技術協力・施工)方式で進めるため、技術協力業務の公募型プロポーザルを公告した。大型実験施設2棟の新築と既存学舎3棟の大規模改修などを一体的に実施する。工事費の参考額は57億4399万6000円(税込み、以下同)。
業務名は「大阪公立大学中百舌鳥キャンパス第3期整備事業に係る技術協力業務」。参加申請書は8月6日まで受け付ける。技術提案書は同24日から10月5日まで受け付ける。プレゼンテーションとヒアリングを行い、優先交渉権者は同23日に決定する。
参加要件は単体企業かJV。代表企業には大阪府の建築一式工事AA等級、経営事項審査の総合評定値1600点以上などを求める。大型水槽設備を持つ実験施設と構造材料工学系実験施設の施工実績も必要。
同業務では優先交渉権者が技術協力者として実施設計に参画し、施工方法や工程、工事費などを詰める。履行期限は2027年6月30日、契約上限額は1500万円。実施設計後、価格交渉を経て工事請負契約の締結を目指す。
第3期整備は新築工事と改修工事などで構成する。新築施設は大型水槽などの実験設備を扱う水圏環境・循環棟(S造地下1階地上2階建て延べ1973平方メートル)と、構造体の力学的性質を研究する構造材料棟(S造2階建て延べ1584平方メートル)の2棟。
改修は既存施設のA13棟(RC造4階建て延べ7066平方メートル)のうち4593平方メートル、A14棟(同4階建て延べ5637平方メートル)のうち3992平方メートル、A10棟(S造平屋918平方メートル)のうち204平方メートルを想定する。
引き渡し予定日は新築が29年1月31日、改修が28年3月31日。
実施設計は昭和設計との契約を予定。納期は27年3月末に設定する。基本設計は東畑建築事務所、コンストラクションマネジャー(CMr)は日建設計コンストラクション・マネジメントが担当。
同キャンパスの整備は府立大学と市立大学の統合に伴い、両大の研究分野を集約する取り組み。第1期で工学系学舎を整備し、第2期でB4棟改修を終え、高専施設の整備も進めている。第3期では専門性の高い実験・研究機能の再編を目指す。











