大阪港湾局は3日、同局で管理する泉北6区先端緑地(泉大津市、高石市)の魅力向上に向け、官民連携事業のサウンディング(対話)型市場調査を行う。2025年1月の第1回調査に続き、対象範囲や賃借料、インフラの整備状況といった条件を新たに加え、民間事業者の参入可能性を探る。事業手法は長期貸し付けが可能となる「みなと緑地PPP(港湾環境整備計画制度)」に限定せず、幅広く提案を求める。
対象地は泉大津市小津島町と高石市南高砂にまたがる約6・3ヘクタール。大阪湾に面し、淡路島から神戸方面を望めるほか、展望原っぱや野鳥、水生生物が集まる干潟がある。周辺には助松緑道や小松緑道、泉大津市が民間活力を導入して市民会館跡地に開園したシーパスパークもある。
今回の調査ではカフェ、レストラン、物販・サービス施設、駐車場などの収益施設を少なくとも一つ提案することを条件とした。みなと緑地PPPを活用する場合の事業期間は最長30年を想定。賃借料は現時点の参考価格として、1平方メートル当たり年163・2円以上を示した。
水道、下水道、ガスは対象地東側の道路に埋設され、電気は電柱に共架されているが、いずれも敷地内への引き込みはない。休憩所やトイレ、駐車場、海への転落防止柵も未整備。このため事業コンセプトや集客見込み、施設整備、運営期間に加え、事業化に必要な公的負担や最低限必要となる基盤施設について意見を聞く。
干潟や夕日の眺望を生かした活用、シーパスパークなど周辺施設との連携策も対話項目とする。
第1回調査には4団体から計5件の提案があり、泉北6区先端緑地には多目的グラウンド、カフェレストランやバーベキュー(BBQ)、温浴施設、釣り堤防、水上BBQテラス、キャンプサイト、親水アクティビティ、野鳥観覧ゾーンといった提案が寄せられた。今回は追加条件を踏まえ、第1回の参加者にも改めて提案を求める。
現地見学会は21日に開く。個別対話の申し込みは9月4~11日に受け付け、同中旬に実施する。調査結果は同下旬に公表する。








