ゼネコンや設備工事会社、建設コンサルタントなどが下水道の老朽化対策や維持管理の省人化・省力化に力を入れている。最新技術や製品をPRする「下水道展26東京」(主催・日本下水道協会)が4日、東京都江東区の東京ビッグサイトで開幕した。会場では下水処理技術や官民連携の取り組み、AIやドローンを活用した点検手法などを披露している=写真。会期は7日まで。
鹿島はNTT東日本、東京大学、東京都下水道局、東京都下水道サービスと共同で進める地中空洞化検知の研究を展示。清水建設は官民連携によるウオーターPPPの取り組みを紹介している。インフロニア・ホールディングス(HD)は、水インフラを中心としたコンセッション(公共施設等運営権)事業の強みをアピール。五洋建設は、ヘドロを運びやすくする吸水性汚泥改質材「ワトル」を使ったワークショップで来場者を迎える。
奥村組は、マンホールを開けずに下水道データを収集できる光ファイバー水位計を出展。鉄建建設はカルシウムをほとんど含まないジオポリマーコンクリート「セメノン」を披露し、飛島建設はシールド機の掘進位置をリアルタイムで計測する自動測量システムを訴求する。
三機工業は、有機物や窒素を除去する生物処理法「MABR(膜通気式生物膜法)」を提案。クラフティアは、省エネルギーと水質浄化を両立するNADH風量制御の運転実績などを紹介している。
建設コンサルタント各社は、ドローンやロボットを活用した管路などの点検技術を前面に打ち出した。NJSはインフラ調査ドローン「ASIO X」のデモ飛行を実施。フジ地中情報(東京都港区、アントワーヌ・アラニャ社長)は、大口径管路向けの船型ドローン「アルゴス」を発表した。日本水工設計(同、細洞克己社長)は、自社開発した自走式管内検査ロボット「もぐルーペ」を展示している。
各社はAIを活用した画像診断による点検の効率化にも注力する。ジオ・サーチ(東京都大田区、雑賀正嗣社長)は道路下の空洞検知へのAI活用を提案し、パスコはAIによる管路施設の劣化予測技術を打ち出した。福山コンサルタントは、分流式下水道の汚水管に雨天時浸入水が発生するリスクの高い地区をAI解析で予測する技術を披露。日水コンは、カプセルトイを使って楽しみながら技術紹介コーナーを見学できる参加型企画を用意した。








