技術・商品

鹿島、仏メーカー/ロックボルト打設専用機を開発/一連作業の機械化で1・3倍効率化 [2019年7月18日3面]

 鹿島は17日、フランスの機械メーカー・ロボドリルと共同で、トンネル工事のうち穿孔、モルタル注入、ロックボルト挿入という一連の作業を行う専用機を開発したと発表した。ロックボルト1本当たりの打設効率をこれまでに比べ約1・3倍高めた。崩落の危険がある切羽付近で人による作業がなくなり、安全確保につながる。
 従来工法は最低3人の作業員が必要だった。専用機を使えば切羽付近の揚重作業が自動化でき、最低2人...続きを読む

大成建設/コンクリート吹き付けの遠隔操作技術を開発/操作者の安全性向上 [2019年7月18日3面]

 大成建設は17日、山岳トンネル工事で遠隔操作による切羽のコンクリート吹き付けが可能な技術を開発したと発表した。ヘッド・マウント・ディスプレー(HMD)を装着した操作者が、ディスプレーに写し出された切羽の映像を見ながら遠隔操作でコンクリートを吹き付ける。土砂の崩落といった危険がある切羽付近での作業がなくなり、操作者の安全性向上や作業環境の改善が実現できる。
 遠隔操作技術「T-iROBO Rem...続きを読む

竹中工務店/溶接不要の耐震補強工法を開発/S造工場に積極適用 [2019年7月18日3面]

 竹中工務店は17日、S造工場向けの耐震補強技術「グットカム工法」を開発したと発表した。溶接作業が不要で工事中の火災リスクが大幅に減らせるのが特徴。火気使用時の監視員の配置や、工場設備などの厳重な養生が不要となり、工期を約30%短縮、作業にかかる人員も約40%削減できる。既に三菱電機稲沢工場(愛知県稲沢市)の耐震補強工事で全面適用した。今後、溶接作業を避ける必要性が高い工場の耐震補強に適用していく...続きを読む

高松建設ら3社/外壁点検システム開発/ロボットが壁面自走、8月から運用 [2019年7月17日3面]

 高松建設と青木あすなろ建設、非破壊検査(大阪市西区、山口多賀幸社長)の3社が建築物外壁の老朽具合を点検するシステムを開発した。ロボットが壁面を自走して打診し診断データを分析・蓄積することで高精度な診断につなげる。点検にロボットを使うことで作業効率と安全性を高める。8月から実物での運用を開始する。
 「壁面走行ロボットによる外壁点検システム」は、点検ロボットが打診やカメラ撮影などでタイルの剥離や...続きを読む

成幸利根/変形可能な遮水壁構築工法を開発/工期を3割短縮 [2019年7月17日3面]

 ヒロセホールディングス(HD)の事業会社で山留め・遮水壁工事などを手掛ける成幸利根(東京都中央区、太田満社長)は、地震の揺れに合わせて柔軟に変形する鉛直遮水壁を地中に構築する「フレックスエコウォール工法」を開発した。遮水壁の構築を効率化し、従来工法に比べ約3割の工期短縮が可能という。
 高濃度なスラリー(泥状の液体)の元となる天然粘土鉱物を地中で炭酸ナトリウムと混ぜ合わせ、遮水壁を構築していく...続きを読む

スリーエムジャパン/フルハーネスをセット販売/6種類用意、買い替え需要狙う [2019年7月16日3面]

 スリーエムジャパンが建設現場での転落・墜落災害防止を後押しするため、フルハーネスとランヤードのセット販売に乗りだす。フルハーネスへの買い替えで費用の一部を補助する国の制度がスタート。同社はセット販売などのアイデアで買い替え需要の取り込みを狙う。
 同社はセット販売のメニューとして6種類を用意した。今月下旬に受注を開始し、8月下旬から出荷する。背中はX字状、股部分はV字状になったベルトでバックル...続きを読む

日本工営/微生物燃料電池型の水処理技術開発/浄化過程で未利用エネ回収 [2019年7月12日3面]

 日本工営は、下水浄化と未利用エネルギーの回収を同時に行う水処理技術を開発した。電流生産菌と呼ばれる微生物の代謝能力を利用し、汚水に含まれる有機物を分解しながら特殊な燃料電池で発電する。システムに活用する微生物燃料電池は持ち運びが可能。さまざまな形状の下水処理槽にも設置できる。下水処理で消費する電力の削減だけでなく、温室効果ガスの排出抑制にもつながる。下水道事業者を対象に導入を提案する。
 微生...続きを読む

鹿島/環境データ評価システム開発/CO2排出量を月単位集計、20年度に全現場導入 [2019年7月12日1面]

 鹿島は、建築現場で発生する二酸化炭素(CO2)排出量などを月単位で集計する環境データ評価システム「edes(イーデス)」を開発した。建設廃棄物発生量や水使用量を含めて「見える化」することで、対策の効果や削減目標との乖離(かいり)が確認できるようになる。全国の現場に順次展開し、2020年度を目標に土木現場を含む全ての現場に導入する予定。蓄積された環境データを分析・解析することでより効果的環境対策を...続きを読む

戸田建設/杭頭免震工法で構造性能評価取得/設計期間を4カ月短縮 [2019年7月11日3面]

 戸田建設は10日、高性能で経済的な免震工法を短期間で設計できる「戸田式杭頭免震工法設計指針」の構造性能評価を取得したと発表した。免震建物の設計では、従来は特別な技術審査が求められる大臣認定ルートでの建築確認手続きが必要だった。性能評価を得たことで、通常の確認申請だけで対応する一般確認ルートでの審査が可能となり、設計期間が4カ月短縮できるという。
 杭頭免震工法は、杭頭に直接免震装置を設置するや...続きを読む

ダイダン/IoT活用の設備自動制御システム開発/中央監視盤の更新不要に [2019年7月11日3面]

 ダイダンは10日、クラウド型システムとIoT(モノのインターネット)を駆使したビル向けの自動制御システムサービス「REMOVIS(リモビス)」の提供を開始した。空調機や照明などの情報をクラウドサーバーに集約。設備機器の自動制御に加え、運用データの分析や制御内容の更新・修正を遠隔で行う。経年劣化により10~15年ごとに行っていた中央監視盤の更新工事が不要。コスト削減につながる。設備機器の制御を自動...続きを読む

大林組/内外装仕上げに超大判人工大理石適用/国内初、低コストで高級感演出 [2019年7月10日1面]

 大林組は9日、国内で初めて超大判人工大理石を内外装仕上げ材に適用したと発表した。壁や床面に用いるための施工方法を開発し、東京都清瀬市の技術研究所のリニューアル工事で導入した。セラミックタイルや天然大理石の代替品となり、低コストで表情豊かな高級感のある内外装デザインを実現できるとしている。
 環境工学実験棟の外壁や、内装の装飾壁、内装床に適用した。人工大理石は、天然の鉱物質とメタクリル樹脂を化学...続きを読む

三井住友建設/高性能コンクリを橋梁に初適用/FRP緊張材と組み合わせ超高耐久実現 [2019年7月10日3面]

 三井住友建設は9日、自社開発した高性能コンクリートを超高耐久プレストレスト(PC)橋梁に初適用したと発表した。「ひび割れリスクがほぼゼロ」といった特徴を持つ高性能コンクリートと腐食しない緊張材と組み合わせ橋梁に適用することで、優れた耐久性を確保しつつ施工効率の向上などを実現した。
 高性能コンクリート「サスティンクリート」はひび割れが発生しにくいだけでなく、流動性が高く、製造工程での二酸化炭素...続きを読む

佐藤工業/ぴあアリーナMM(横浜市西区)の屋根鉄骨工事大詰め/システムトラス採用 [2019年7月9日3面]

 佐藤工業が横浜・みなとみらい地区で施工する収容1万人規模の音楽イベント専用アリーナ「ぴあアリーナMM」(発注者=ぴあ)で、屋根の鉄骨工事が大詰めを迎えている。鋼管を立体的な三角形に組み上げる日鉄エンジニアリングのシステムトラス(NSトラス)と、一般的なトラス屋根に使うH鋼のリングトラスを組み合わせた構造が特徴。二つのトラスを組み合わせることで強度や安定性が向上し、大空間を実現できる。今月中旬のジ...続きを読む

大成建設、キャタピラージャパン/無人化施工の取り組み強化/建機の円滑動作実証 [2019年7月9日3面]

 キャタピラージャパンと大成建設が無人化施工に向けた取り組みを強化している。5日に行った実証実験では、無人のショベルが土砂の掘削から隣に止めた10トンダンプトラックへの積み込み、荷台の土砂をならす作業までをスムーズに行った。土砂の掘削、積み込みはほとんどの建設現場で行う作業。実証実験の結果は良好で、無人化施工の実用化に向け研究開発をさらに加速する。
 実験は三重県内にある大成建設の協力会社が保有...続きを読む

アジア航測/鉄道施設向け維持管理サービス開始/高密度点群データで線路の異常感知 [2019年7月8日3面]

 アジア航測は5日、鉄道施設の維持管理を効率化する新システム「RaiLis」(レイリス)の販売をスタートした。レーザースキャナーやGNSS(全球測位衛星システム)などで計測した高密度な3D点群データを基に、線路のゆがみや異常を自動で出力。検査人員が少なく済む上、線路内での立ち入り時間が大幅に減るなど維持管理の効率化を後押しする。
 同社とJR西日本が共同開発した。道路の点群データを集積し3Dモデ...続きを読む