技術・商品

日本基礎技術/4D施工状況確認システムの機能拡張/施工記録共有など3種類 [2021年6月24日3面]

 日本基礎技術(大阪市北区、中原巖社長)は、地盤改良の施工状況が3D画像で確認できるシステムの機能を拡張した。施工記録などのデータをクラウドサーバーに集約し、関係者で共有できる機能など3種類を追加。現場担当者の業務負担を軽減したり、効率的な施工による生産性向上などの効果が期待できるという。

 同社は地盤改良の施工状況を見える化し施工品質を確保するため、「Ground-4D」システムを活用する。...続きを読む

五洋建設、関門港湾建設/カルシア改質土の効率製造可能に/リクレーマ船改造 [2021年6月23日3面]

 五洋建設と関門港湾建設(山口県下関市、清原生郎社長)は埋め立て材や浅場、干潟などの造成材に使用するカルシア改質土が効率的に製造可能なカルシア落下混合船「オーシャン3号」を建造した。ベルトコンベヤーで浚渫土砂などを埋め立て地に排出する両社共有のリクレーマ船を改造。高品質なカルシア改質土が製造できる設備を導入した。
 カルシア改質土は浚渫土に製鋼スラグの成分と粒度を調整した材料(カルシア改質材)を...続きを読む

奥村組、アクティオ/コンクリの冷却でクーリング水の自動制御システム開発 [2021年6月23日3面]

 奥村組とアクティオは22日、マスコンクリートの温度ひび割れを抑制する「パイプクーリング」工法を対象に、冷却水の流量や流方向を自動制御するシステムを開発したと発表した。クーリング水の量などを最適制御し、コンクリート温度を管理目標値に近づけひび割れを防ぐ。実大実験と道路橋下部工事に適用し有効性を確認した。
 システムではあらかじめ算出したコンクリートの温度履歴を基に管理目標値を設定する。パイプクー...続きを読む

清水建設/コンクリ締固め管理システムを開発/締め固めた範囲を3D画像で着色 [2021年6月21日3面]

 清水建設は、コンクリート打設時のバイブレーターによる締め固め状況が人工知能(AI)で分析・可視化できるシステムを開発したと18日発表した。経験の浅い作業員でも締め固めが完了するタイミングを適切に判断できる。安定的なコンクリートの品質確保につながる。法政、東京都市両大学、東急建設と特許を共同出願したコンクリート締め固め状況の可視化技術をベースに開発した。
 「コンクリート締固め管理システム」は、...続きを読む

戸田建設/繊維補強モルタル開発/高い引抜力と靱性を確保 [2021年6月18日3面]

 戸田建設は引抜力と靱性に優れた繊維補強モルタルを開発した。ポリプロピレン繊維と円形状の鋼繊維(リングファイバー)を混合した繊維補強材「ハイブリッドファイバー」を無収縮モルタルに添加。道路橋の鋼桁と床版の接合部に適用し従来に比べ高い耐荷性能を確認した。道路橋の大規模更新工事で品質を高める技術として積極的に展開していく。
 独自開発のハイブリッドファイバーをコンクリートに添加するだけで、低コストで...続きを読む

安藤ハザマ/RC橋梁の劣化対策工法を適用/14日間の実施で健全な状態に回復 [2021年6月15日3面]

 安藤ハザマは14日、劣化したコンクリートを健全な状態に戻す電気化学的防食工法を、富山市が保有するRC橋梁に適用したと発表した。独自のコンクリート回復技術「リペアカーテン」を採用。コンクリートの劣化を表面まで回復させた。今後は効果の検証を5年間実施するとともに、他のコンクリート構造物に対してもリペアカーテンの適用を提案する。
 同市と民間企業が連携して橋梁の維持管理に有効な工法や材料を選定する取...続きを読む

大成建設/トンネル坑内で建機の自動運転実現/SLAM技術で位置情報把握 [2021年6月14日1面]

 大成建設は、衛星利用測位システム(GPS)などの位置情報が届かないトンネル坑内での無人建設機械の自動運転に、国内で初めて成功した。自己位置推定と3D地図作成を同時に行う「SLAM技術」を使った位置情報取得技術を開発・導入した。位置情報を随時取得でき、現場の周辺環境変化に対応した自動運転を可能にした。実大トンネル実験施設と国内の道路トンネル建設現場で実証し機能を確認した。
 SLAM技術を活用し...続きを読む

三井住友建設/PCa工場製造管理システムを改良/部材製造工程詳細まで見える化 [2021年6月14日3面]

 三井住友建設は、プレキャスト(PCa)部材製造工場の製造管理システムを改良した。測位技術やIoT(モノのインターネット)を活用し、部材ごとの製造工程で見える化の範囲を拡大。これまで抽出や加工が困難だった膨大な作業データが分析可能になった。同システムを利用し、PCa部材の品質向上と生産性アップを目指す。
 システムの改良には国際航業が協力した。取得した位置情報と製造管理システムの部材ごとの生産情...続きを読む

竹中工務店/ドローン画像からタイル浮きを自動判定するシステムを開発 [2021年6月9日3面]

 竹中工務店は8日、ドローン(小型無人機)で撮影した赤外線画像を使い外壁タイルの浮きを自動判定するシステムを、福岡市内の高層マンションに初適用したと発表した。赤外線画像を人工知能(AI)で解析しタイルの浮き状況を自動判定する。タイル割図面も作成可能で、1枚ごとにタイルの浮き状態を把握できる。1次調査が安価で効率的に実施できるため定期的な把握が容易となり、より適切な建物のメンテナンスにつながるとみて...続きを読む

静岡県/地盤沈下調査に人工衛星画像解析を本格導入/水準測量との誤差わずか [2021年6月8日7面]

 静岡県は本年度から、地盤沈下調査に人工衛星画像解析を本格導入する。他の都道府県に先駆け、2020年度に県西部地域で人工衛星画像解析を試験的に行った結果、従来の水準測量との誤差はわずかで、地盤沈下のデータ把握に必要な精度を十分確保できることを確認した。これを受け、本年度に実施する県中部地域の調査から導入する。従来は3~8年に1回だった調査周期は3年に1回に短縮し、異常を早期に把握する方針。
 県...続きを読む

竹中工務店/超速硬コンクリを開発/PCa部材を現場で短時間製造 [2021年6月8日3面]

 竹中工務店は、プレキャスト(PCa)コンクリート部材を現場で製造し、当日中に取り付けできる超速硬コンクリートを開発した。2014年に開発した工場製造用の「ハイファード」を改良。従来と同じ速硬性混和材を使用する。生コンクリート工場から現場までの移動時間を考慮し一定の流動性を保つ化学混和剤を開発した。同一型枠で1日2回転の部材製造が可能になり生産効率が倍増。狭小地にも使える。
 埼玉県加須市豊野台...続きを読む

大成建設ら/ICU向け遠隔操作ロボットを開発/医療従事者の負担軽減 [2021年6月7日3面]

 大成建設と国立国際医療研究センター(NCGM、国土典宏理事長)は「集中治療室(ICU)向け医療機器遠隔操作ロボット」を開発した。ICUで新型コロナウイルス感染症患者の治療に当たる医療従事者の労働環境を改善するのが目的。東京都新宿区にあるNCGMセンター病院で非接触エリアから医療機器を遠隔操作。ロボットの操作状況や性能を検証した結果、医療従事者の感染リスクが低減できると確認した。
 同社が工場な...続きを読む

大林組/コンクリの流動性確保技術を開発/猛暑日の工事対応 [2021年6月4日3面]

 大林組は、コンクリートの硬化が早まる気温35度以上の猛暑日でも流動性が確保できるコンクリート「サンワーク」を開発した。プラントから出荷したコンクリートにJIS適合品の特殊混和剤を添加し混ぜ合わせる。施工に必要な流動性が長時間維持でき、充てん不良といった施工時のリスクを軽減する。
 夏場は外気温の影響でコンクリート温度が上昇する。セメントの水和反応が促進して硬化が早くなり、打設時に不具合が起こる...続きを読む

鹿島、ユビテック/現場従事者の体調管理高度化システムを開発/熱中症の予兆通知 [2021年6月3日3面]

 鹿島とオリックスグループのユビテック(東京都港区、大内雅雄社長)は、建設現場での作業員らの体調を高度に管理できるシステムを開発する。バイタルセンサーで体調などを管理し、熱中症の予兆を通知し、現場での安全衛生管理を支援するユビテックのサービスを活用。現場情報を一元的に可視化できる鹿島の統合管理システムと、1年以内をめどに試験的に連動させる見通しだ。将来的な外販も見据えている。
 ユビテックの安全...続きを読む

タダノ/高所作業車開発/国産最大の地上高と作業半径 [2021年5月31日3面]

 タダノは、最大地上高が50メートルを超える高所作業車「ハイパーデッキ AT-530CG」=写真=を開発した。従来の高所作業車よりも安全性や快適性などの機能をアップ。国産最大の地上高と作業半径を誇り、風力発電設備や高架道路、橋梁といった現場での活用を想定する。標準仕様価格(税抜き)は1億3000万円。
 最大地上高は52・8メートル、最大作業半径は26・8メートルに達する。汎用(はんよう)トラッ...続きを読む