技術・商品

大林組、内外テクノス/内装用不燃木質建材を発売/シート加工で製造工程短縮 [2021年4月9日3面]

 大林組は、グループ会社の内外テクノス(東京都新宿区、矢納正人社長)と共同開発した内装用不燃木質建材「アルファティンバー」の販売を始めた。基材(スギ材)に特殊なアルミ箔(はく)複合シートを貼るだけで、不燃木材として使える。難燃剤を注入し長期間の乾燥が必要だった従来方法に比べ、製造期間を半分以下に短縮。施工コストは同等程度に抑えた。
 アルファティンバーは、難燃剤が表面に溶け出し木材表面を白く汚す...続きを読む

鴻池組ら/松本城内堀をロボットで浚渫/水質浄化可能な総合的工法を開発へ [2021年4月8日3面]

 鴻池組とシーテック(名古屋市瑞穂区、仰木一郎社長)は、長野県松本市の松本城の内堀で、水中排砂ロボットによる浚渫を実施したと7日発表した。水中排砂ロボットによる浚渫と脱水固化処理を組み合わせ堀の水質を浄化する。実験で得られた知見を生かして水中排砂ロボットの浚渫技術を改善し、さまざまな自然環境に対応できる工法の開発を目指す。水質浄化に寄与できる総合的な工法に仕上げていく。
 史跡松本城浚渫工法調査...続きを読む

鹿島、竹中工務店/タワークレーン遠隔操作システムを実工事に初適用 [2021年4月8日3面]

 鹿島と竹中工務店はアクティオ、カナモトと共同開発したタワークレーン遠隔操作システムを東京都内の建築現場に導入した。現場内のコンテナハウスに、操縦席や確認用のモニターなどを据え付け、従来の運転席と同じように操作できる環境を整備。建設資材の揚重への活用を始めた。タワークレーンの遠隔操作の実工事への適用は国内初。今後は、大阪市内の建築工事に適用するほか、清水建設を加えた3社連携で普及・展開を図る。レン...続きを読む

テクノ菱和、豊橋技術科学大学/プラズマ除菌水の生成技術開発/アルコール同等の効果 [2021年4月7日3面]

 テクノ菱和と豊橋技術科学大学は、微生物などに対して効果がある「プラズマ除菌水」の生成技術を開発した。精製水などの純水にプラズマ(誘電体バリアー放電)を照射し、除菌能力のある水を作る。大腸菌などの一般細菌やカビなどの真菌に対して殺菌効果があり、アルコール除菌の代替品になる。薬品を一切使用しないため、安全性も確保できる。
 同技術は、水にプラズマを照射するだけで殺菌効果がある「ラジカル」を生成でき...続きを読む

安藤ハザマら/山岳トンネル工事のずり破砕システムを開発/遠隔操作で安全に [2021年4月6日3面]

 安藤ハザマは5日、山岳トンネル工事の現場から出るずりを、遠隔操作の移動式クラッシャーで破砕するシステムを開発したと発表した。ホイールローダーの運転手が運転席に設置したタブレット端末でクラッシャーを操作。ずりの状況を確認しながら粉砕する。クラッシャーを常時監視する人員の配置が不要になり、破砕粉じんの健康被害を防止できる。
 「移動式クラッシャー遠隔操作システム」は青山機工(東京都台東区、菊地保旨...続きを読む

鉄建建設/あと施工スリットによる耐震工法で追加評定取得/壁への適用可能に [2021年4月5日3面]

 鉄建建設は既存建物の耐震性能を高めるあと施工スリット工法の「AWAT工法」で、一般評定をベターリビングから追加取得した。従来の鉛直部分スリットに加え水平部分スリットの評価法を追加。評定取得で壁への適用が可能になる。同社は工法の採用範囲が広がり、需要拡大につながると見ている。
 AWAT工法は非構造壁と柱との間にスリットを設け、構造的に縁切りをすることで柱の変形性能を高める。エフアイティー(東京...続きを読む

安藤ハザマら/木造建造物の軸部材を3Dモデルで仮組み/設計作業を効率化 [2021年3月31日3面]

 安藤ハザマと3Dモデリング技術を手掛けるアールテック(浜松市東区、小杉隆司代表取締役)は、デジタルスキャンデータを木造の歴史的建造物の復元設計に有効活用する手法を開発した。木造建造物の軸組部材の3Dモデルを作製しBIMで仮組みすることで、補修範囲や各部材高さの決定などを可能にし、設計業務を効率化する。設計・施工BIMへの展開・活用を視野に入れており、文化財や歴史的建造物の保存復元などに貢献してい...続きを読む

五洋建設/山岳トンネル工事従事者向け帳票作成アプリを開発/完全ペーパーレス化 [2021年3月30日3面]

 五洋建設は29日、山岳トンネル工事従事者向けの帳票作成アプリを開発したと発表した。発注者に提出する「切羽観察記録」と労働安全衛生規則に基づく「切羽の点検記録」が作成できる。タブレット端末を使い帳票作成から確認・認証までの作業を効率化。記録は任意のオンラインストレージで関係者と共有できる。
 切羽の観察記録や点検記録などの帳票作成は作業員の負担になっている。カメラで撮影した写真と野帳に記録したス...続きを読む

三井住友建設、東京工業大学/損傷制御型トラス梁構法を開発/鋼材量1割低減 [2021年3月30日3面]

 三井住友建設は29日、東京工業大学科学技術創成研究院未来産業技術研究所の吉敷祥一准教授と、損傷制御型トラス梁構法を共同開発したと発表した。地震に伴う変形を吸収する構造で、耐震性能を維持したまま鋼材の断面積が減らせる。10%程度の鋼材量の低減効果を見込んでいる。日本ERIから構造性能評価を取得。今後は生産施設や体育館、展示場、イベント施設などに同構法を提案していく。
 開発した構法「雷靱(RAI...続きを読む

東急建設ら/山岳トンネル粉じん測定・周知システムを開発/遠隔地から確認可能 [2021年3月29日3面]

 東急建設、マック(千葉県市川市、宮原宏史社長)、東宏(札幌市東区、小林雅彦社長)の3社は26日、山岳トンネル工事で粉じん濃度の測定と結果の周知が自動化できるシステムを開発したと発表した。濃度測定とデータの整理・周知を自動化。厚生労働省が策定し改正版が4月1日に施行される「ずい道等建設工事における粉じん対策に関するガイドライン」に対応している。稼働中のトンネル工事に適用し有効性を確認した。
 開...続きを読む

大成建設/PCa床版接合技術を開発/間詰め幅縮小で工期短縮を実現 [2021年3月29日3面]

 大成建設は、道路橋の床版交換工事の工期を短縮するPCa(プレキャスト)床版接合技術を開発した。床版同士の接合部を独自技術でつなぎ合わせ、間詰め幅を従来の3分の1に縮小した。間詰め幅の縮小によって接合部で橋軸直角方向の配筋が不要になり、工期短縮につながる。短期間での道路開放も実現する。接合部は従来工法と同等以上の耐久性が確保できる。
 開発した「Head-bar(ヘッドバー)ジョイント」は、同社...続きを読む

日特建設/高所吹き付け作業の省力化工法を開発/人力の3~5倍の施工可能に [2021年3月26日3面]

 日特建設は、のり面高所のモルタル吹き付け工を省力化する新工法を開発した。汎用(はんよう)型のバックホウに独自開発したアタッチメントを装着。ポンプ圧送方式で材料の供給から吹き付け作業までを遠隔化する。直高17メートル以下で勾配約45度以上ののり面に適用可能。吹き付け作業の能力は人力施工の約3~5倍になるという。施工管理システムと連動している。2021年度からの現場適用を予定する。
 開発した「ス...続きを読む

大林組、慶応大/左官作業の遠隔操作を可能にするシステム開発/コテの力触覚を再現 [2021年3月25日3面]

 大林組と慶応大学が視覚と力触覚の情報を活用し左官作業を遠隔化する「建設技能作業再現システム」を開発した。人間の手の触覚を伝送・再現する「リアルハプティクス」を応用。高精度で左官職人の手の動きや力触覚が再現できる。今後は数百キロ離れた遠隔地での再現作業を予定している。
 同システムは慶大のグローバルリサーチインスティチュートハプティクス研究センター(センター長・村上俊之理工学部教授、野崎貴裕理工...続きを読む

鹿島/台形CSGダムの保護コンクリ施工効率化システム開発/自動で型枠設置 [2021年3月24日1面]

 鹿島は現地発生土材とセメント、水を混合した材料「CSG」で堤体を構築する台形CSGダムの保護コンクリート施工を合理化するシステムを開発した。階段状の保護コンクリート構築時に複数の台車を使い、型枠設置の自動化や目地・止水板の設置作業の効率化を実現する。堤防や防潮堤、護岸といった階段形状で延長の長い構造物に有効とみており、積極的に普及・展開する。
 開発した「置き型枠自動スライドシステム」は、置き...続きを読む

大林組/シールド機進行方向自動制御システムを開発/AIが掘進データを学習 [2021年3月23日3面]

 大林組は、人工知能(AI)でシールドマシンの進行方向を自動制御するシステムを開発した。オペレーターが評価に使う掘進データをAIが学習。方向修正に必要な力点を自動判定し適切なシールドジャッキを選択する。オペレーターの技能に左右されず計画線に沿ったトンネル構築が可能になる。これまで5台のシールドマシンに適用し性能を確認している。
 シールドマシンは後方部で組み立てたセグメントリングを反力にしてジャ...続きを読む