技術・商品

熊谷組/無人化施工VR技術を開発/建機の傾きや振動をリアルに体感 [2019年11月15日3面]

 熊谷組は14日、遠隔操作で動かしている建設機械の傾きや振動などがリアルタイムで体感できるオペレーター向けの「無人化施工VR(仮想現実)技術」を開発したと発表した。急傾斜地での作業が多い自然災害の復旧工事などでの使用を想定。現場の状態をリアルに感じることで、オペレーターの操作感覚が研ぎ澄まされ安全な施工と作業効率のアップにつながる。
 東京工業高等専門学校(東京都八王子市)が開発した競技中のアス...続きを読む

大林組/着床式洋上風車基礎の適合性を確認/国内初、実物大で実証 [2019年11月14日3面]

 大林組は着床式洋上風力発電の推進に向け、頂版と下方に伸びた円筒形の鉛直壁(スカート)で構成する洋上風車基礎「スカートサクション」の設置と撤去の実証実験を行い、適合性を確認したと発表した。実物大規模での実証は国内初という。コンクリート製浮体を海底地盤に緊張係留する浮体式洋上風力発電施設も考案。日本海事協会(冨士原康一会長)から設計基本承認を取得した。
 実証実験に用いたスカートサクションは全高3...続きを読む

大成建設/建物情報の3Dモデル化共有サービス展開/現地確認の負担軽減 [2019年11月14日3面]

 大成建設は建物を3Dモデル化し、詳細な情報を関係者間で共有するサービスを展開する。設計段階で発注者との合意形成がしやすくなったり、歴史的建造物のデータを保存して改修や維持管理に役立てたりすることなどが可能になる。3Dモデルで建物情報を確認することにより、現地に行く時間の削減といった効果が見込め、生産性向上などにつながると見ている。
 今後は既存建物や伝統建築物、竣工した建物の3Dモデル化を進め...続きを読む

住友電設/クラウド連携でナースコール構築/初期コスト低減、業務効率化 [2019年11月13日3面]

 住友電設は11日、クラウドサービス上の仮想PBX(電話交換機)と自社開発のスマートフォン用電話交換機とを連携させたナースコールシステムを構築したと発表した。クラウドサービスの活用により、従来型PBXよりも初期コストが少なく、省スペース化も図られるという。PBXの更新コストも不要になる。最大16台から同時受信が可能で、医療施設や老人介護施設での業務効率化や労働時間削減にもつながると見ている。
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東宏/コンクリ吹き付け技術検証へ「模擬トンネル」建設/実物大で実証試験実施 [2019年11月12日3面]

 東宏(札幌市東区、小林雅彦社長)は、トンネル工事の技術的な課題を解決するため、北海道千歳市に実物大の「模擬トンネル」を建設し、技術実証などを行っている。コンクリートを吹き付けた本格的な仕上がりで、開発済み製品の施工性や安全性のさらなる向上に役立てている。ゼネコンを対象に実証実験の見学会を開くなど、技術開発にも活用してもらう考えだ。
 模擬トンネルは延長約20メートル、断面積約70平方メートルの...続きを読む

戸田建設/技研(茨城県つくば市)の機能拡充/大空間の構造・施工実験棟など整備 [2019年11月11日3面]

 戸田建設は、茨城県つくば市の筑波技術研究所に、構造・施工実験棟と音響シミュレーション棟を新たに建設した。構造・施工実験棟には、多様な実験に対応できるよう自由度の高い大空間を整備しており、2万キロニュートン(N)級の構造実験が行える。超高層ビル関連の高強度材料を使った実験の際に、大型の試験体を用いることで、より精密に解析できるようにした。
 音響シミュレーション棟には、最新の音響技術を採り入れた...続きを読む

鹿島ら/SIP2期案件を受託/スマートシティーの共通設計図作成へ [2019年11月11日1面]

 NECとアクセンチュア、鹿島、日立製作所、産業技術総合研究所、データ流通推進協議会(DTA)は、政府が進める「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期」の委託先に採択されたと発表した。「ビッグデータ・AIを活用したサイバー空間基盤技術におけるアーキテクチャ構築及び実証研究」の中の研究開発項目「スマートシティ分野・アーキテクチャ構築とその実証研究の指揮」が対象。官民共同でスマートシティー...続きを読む

JR東日本らコンソーシアム/気仙沼線BRTで自動運転走行実験、11月25日から [2019年11月11日4面]

 JR東日本などの民間コンソーシアムは、バス高速輸送システム(BRT)を運用しているJR気仙沼線の一部区間で、バスの自動運転技術の実証実験を25日~2020年2月14日に行う。衛星測位システム(GNSS)の電波の届かない区間の走行や自動制御、1台分の幅の専用道の交互通行などを実施。実証期間中はBRTが一般道を回り道する。
 実証はJR東日本などの「モビリティ変革コンソーシアム」が進める。柳津駅~...続きを読む

日本工営/工程管理にBIM活用/海外の鉄道事業中心に導入拡大 [2019年11月11日3面]

 日本工営が海外の鉄道事業に狙いを定め、土木と建築の双方を視野にBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)を本格導入する。日本の建設コンサルタントが共同受注したバングラデシュの鉄道事業で同社はBIMを活用。工事の進捗(しんちょく)やコストなどを入念にチェックし、手戻り防止と設計品質の向上につなげる。BIMのメリットを最大限に生かし、海外の鉄道事業で受注拡大を目指す。
 BIMを本格適...続きを読む

清水建設/低価格・小型の遮音ルーバーを開発/独自の羽板構造で遮音性能確保 [2019年11月8日3面]

 清水建設は従来製品と比較して低価格で小型化を実現したアルミ製遮音ルーバーを開発・製品化した。既存の遮音ルーバーと同等以上の遮音性能を備える。遮音性能の確保に当たり、吸音材に頼らず羽板の構造を工夫することで吸音材やそれを包む羽板の量を削減。低コスト化を実現した。同社が施工した大阪市のホテルに騒音対策建材として採用された。12月から外販を予定している。
 ルーバーは羽板と呼ばれる細長い板を一定の傾...続きを読む

奥村組ら/覆工コン高速打設システムを高度化/不特定箇所でのひび割れを低減 [2019年11月7日3面]

 奥村組とテクノプロ(兵庫県明石市、唐橋二郎代表取締役)、北陸鋼産(富山県滑川市、酒井正社長)の3社は、トンネルの覆工コンクリートを高速打設するシステムを高度化した。ひび割れ誘発目地を形成する技術を付加し、不特定箇所でひび割れが発生するリスクを抑えた。実工事への本格適用に向けさらなる改善を図るとともに、山岳トンネルの急速施工技術として積極的に提案していく。
 同システムは▽前後の同時打設▽左右の...続きを読む

日立造船ら/海底設置フラップゲート水門の初号機が完成/岩手県へ11月中旬輸送 [2019年11月6日3面]

 日立造船が大船渡漁港海岸高潮対策(細浦地区水門その2)工事向けに製作していた「海底設置型フラップゲート式水門」が完成し、5日に堺工場(堺市西区)で報道陣に公開した。同水門は東洋建設、五洋建設と共同開発。海底に設置した扉体を浮力で起立させ、連続した水門や防波堤を形成する。1号機は岩手県が発注し、日立造船が受注した同工事に使用される。今月中旬に堺工場から出荷し、海上輸送で大船渡漁港まで運ぶ。2020...続きを読む

西松建設、佐賀大学/斜張橋調査ロボットを改良/保護管内の水分量測定機能を追加 [2019年11月6日3面]

 西松建設と佐賀大学は、共同開発した斜張橋斜材保護管の自走式調査ロボットを改良した。オプションとして斜材保護管内の水分量が測定できる装置を開発。斜張橋のケーブルの腐食リスクが判定できるようになり調査精度が向上する。
 調査ロボット「コロコロチェッカー」は、遠隔無線操作でロボットが保護管を伝って自走し、4台の内部カメラで表面状況を調査する。点検作業員による高所作業の必要がなく、安全で効率的な点検が...続きを読む

竹中工務店ら/建設現場の火災報知システムを開発/避難経路を自動通知 [2019年11月6日3面]

 竹中工務店、KDDI、ヤマトプロテック(東京都港区、乾雅俊社長)は、IoT(モノのインターネット)を活用して、火災発生時にメールや場内スピーカーで自動通知するシステムを開発した。火災報知器をクラウドシステムと連携させることで、火災発生箇所に応じて、あらかじめ登録しておいた避難経路を選択し、場内スピーカーで自動的にアナウンスする。全作業員に向けて即座に通知できるため、より迅速な初期対応や避難が可能...続きを読む

飛島建設、東亜建設工業/コンクリ接合面施工の効率化工法改良/目荒らしと同様効果 [2019年11月1日3面]

 飛島建設と東亜建設工業は、建築物の壁の増し打ちなどの際に効率的にコンクリート接合面を施工できる「ブラストキー工法」を改良した。改良前は耐震補強だけを対象としていたが、従来の目荒らしと同様の効果を発揮できることを確認。新築や増改築など建築構造物の接合部全般に適用できるようにした。低騒音・低振動で、粉じんがほとんど発生しない点が特徴。建物を利用しながら施工できるため、学校や病院、精密機器を扱う工場な...続きを読む