技術・商品
2026年7月15日[3面]
話題の技術/応用地質の樹木健全度診断/地中レーダーで完全非破壊かつ迅速に
応用地質は、地中レーダーに関する特許技術を活用し、自治体などが管理する樹木の適正管理を支援している。樹木を傷つけることなく、わずか数分で内部の空洞や腐朽の有無を把握できる。診断結果は地理情報システム(GIS)で樹木の位置情報とひも付け、一元管理する。診断から維持管理までをワンストップで提供し、PDCA(計画・実行・点検・改善)サイクルを支える。 2021年12月には、地下空洞探査に用いる地中レ…
2026年7月13日[3面]
話題の技術/成和リニューアルワークス/濁水処理プラントを自動運転制御
成和リニューアルワークス(東京都港区、大石憲寛社長)が開発した「リクリアビジョン」は、建設現場に設置する濁水処理プラントの自動運転を支援するシステムだ。従来は運転員が現場で対応してきた装置の調整を、過去のデータを基にクラウド経由で制御する。3月に初適用した九州地方の建築プロジェクトの造成工事現場では、運転員の1日当たりの作業時間を約半分に短縮した。AIを活用して運転制御機能のさらなる高度化を目指…
2026年7月13日[3面]
大成建設、ファナック/倉庫向け自動ピッキングシステム開発/AI画像認識活用
大成建設とファナックは、倉庫や工場で指定した数量の製品を自動でピッキングするシステムを開発した。AIが製品や数量を画像認識してピッキングするため、事前のデータ登録作業が不要。パレットからの荷下ろしを完全自動化する。高精度なピッキングの実現で、複数の製品を1枚のパレットに混載する運用が可能になる。スペースロスが減り、倉庫の保管効率が向上する。1月に工場へ導入し、無人化を実現した。 自動ピッキング…
2026年7月10日[3面]
戸田建設、LIXIL/アルミサッシの水平リサイクルモデル構築
戸田建設はLIXILと協働し、建築物の解体工事で発生したアルミサッシを同一種類製品として再利用する「水平リサイクルモデル」を確立した。東京都中央区にある旧東京建設会館(RC造地下2階地上8階建て延べ約1万0107平方メートル)の解体で発生したアルミサッシ廃材を原料に、新たなアルミサッシを製作した。茨城県つくば市の筑波技術研究所内で新築する「(仮称)構造材料棟」(S一部RC造3階建て延べ約4350…
2026年7月10日[4面]
東京ガスネットワーク/維持管理・点検業務を高度化/自走ロボやAI診断実用化へ
東京ガスネットワーク(東京都港区、棚澤聡社長)がガス管の維持管理・点検業務の高度化を推し進めている。管路にある複数の曲管部もスムーズに通過できる自走ロボットカメラを開発中。AIを使った画像劣化診断も実用化を目指しており、業務に必要なコストや時間の削減につなげる。9日に開いた説明会で今井朋男取締役兼常務執行役員は「新しい技術をどんどんいれていく体制をつくりたい」との考えを示した。 自走ロボットカ…
2026年7月9日[1面]
東畑・梓JVら/大阪・関西万博の大屋根リング、デジタル空間に再現/無償で公開
東畑建築事務所・梓設計JVと梓総合研究所が、大阪・関西万博のシンボル「大屋根リング」の文化的、建築的価値を未来に保存、継承するデジタルアーカイブプロジェクト「Record-RING(レコード・リング)」を始める。空撮による3Dスキャニングデータを基に、デジタル空間でリングの姿を「ありのまま」に再現。特設サイト(https://record-ring.jp)で無償公開する。 東畑・梓JVは大屋根…
2026年7月9日[3面]
清水建設/フィジカルAI実装へ本腰/ロボット現場巡回・塗装作業など
清水建設は、AIで機械やロボットを動かす「フィジカルAI」の現場導入に本腰を入れる。手にカメラを持った状態で自律歩行するヒューマノイドロボットによる現場巡回や、作業者の動作を模倣学習したロボットアームでの塗装作業を実証中。東京駅日本橋口前で施工する国内最高層ビル「Torch Tower(トーチタワー)」の現場などで導入し、効果を確認している。 フィジカルAIは、カメラやセンサーなどで現実世界の…
2026年7月8日[3面]
熊谷組/トンネル発破で無線電子雷管付き「親ダイ」装填自動化/切羽立ち入り不要に
熊谷組は7日、山岳トンネルの掘削工事で、爆薬を発破孔に詰める一連の作業を「完全自動化」したと発表した。離れた位置から起爆を指示できる「無線電子雷管」を活用し、既存の爆薬遠隔装填システムと組み合わせた機械化システムを開発した。作業員は発破孔との位置合わせ後、大型掘削機・ドリルジャンボの操縦室内に設けた操作パネルから安全に装薬作業に従事できる。危険な切羽の直下に立ち入らずに済み、トンネル工事の安全性…
2026年7月7日[1面]
組織設計事務所ら4社/中大規模木造の設計支援AIツール開発/分散する知見束ねる
日建設計と日本設計、三菱地所設計の組織設計事務所3社と、バーチャル内覧事業などを展開するArchiTech(京都市左京区、伊藤拓也社長)が、中大規模木造建築に特化したチャット形式の設計支援AIツールを開発する。2025年度に構築した試作システムと試験運用の成果を踏まえ、本年度は実用化に向け精度を高め、プレ公開を目指す。分散する設計ノウハウを束ね、実務者が活用できる共有基盤を社会インフラとして定着…
2026年7月7日[3面]
安藤ハザマ/世界初の核融合発電所建設に参画/技術力・ノウハウ提供
安藤ハザマは、太陽エネルギーを再現する核融合技術に着目した世界初の発電所建設事業に参画する。2030年代の第1弾商用発電所稼働に向け、土木・建築さまざまな大型プロジェクトで培った知見と技術力で協力する。核融合発電技術を開発するスタートアップ、Helical Fusion(ヘリカルフュージョン、東京都中央区、田口昂哉代表取締役兼最高経営責任者〈CEO〉)のパートナーとして参画する。 安藤ハザマの…