技術・商品
2025年10月9日[3面]
大林組/トンネル覆工補強工事の工程削減/特殊製法シートを実用化
大林組は、トンネル覆工コンクリート補強工事の工程が削減できる炭素繊維シート接着工法を実用化した。縦・横2方向に補強効果がある特殊製法シートを覆工表面に貼り付ける。1方向のみ織り込まれたシートを使う従来の2層貼り付けから1層に半減。幅も500ミリから1000ミリの大判にし、工程の約20%を削減する。岩手県八幡平市で施工する「東北自動車道竜ケ森トンネル補強工事」(発注者・東日本高速道路東北支社)の現…
2025年10月8日[3面]
鹿島は施工延長が短い道路橋の床版取り換え工事に対応し、専用施工機械1台で交通規制期間を大幅短縮する自社開発工法を初実装した。2024年9~10月に広島市安佐南区の「広島自動車道(特定更新等)伴高架橋(上り線)他1橋床版取替工事」(発注者・西日本高速道路中国支社)の2期工事に導入した。施工延長122・1メートルの同工事現場で、1日当たりの取り換え枚数を標準工法の3枚から最大7枚に増加。施工期間を4…
2025年10月8日[3面]
大林組/CN裏込め注入材をシールド工事に初適用/CO2排出量実質ゼロ以下
大林組はシールドトンネル工事で炭素貯留型の「CN(カーボンニュートラル)裏込め注入材」を現場に初適用した。炭素を固定化したバイオ炭を裏込め材に使用。従来の裏込め注入材と比べ二酸化炭素(CO2)排出量を約105%削減できる。従来と同等の品質を確保した上で、CO2排出量の実質ゼロ以下を実現した。 大阪府東部流域下水道事務所が発注した「寝屋川流域下水道 門真寝屋川(二)増補幹線外(第1工区)下水管渠…
2025年10月7日[3面]
鉄建建設ら/汎用重機のMG技術実用化へ/非GNSS環状下でも施工状況を把握
鉄建建設らが汎用(はんよう)重機の遠隔・自動化施工の実現に向け、独自の自動検出システムによるMG(マシンガイダンス)技術の実用化にめどを付けた。撮影カメラと可搬式LiDAR(ライダー)一体の装置(エッジシステム)と自動検出システムが、トンネルや地下などGNSS(全球測位衛星システム)信号を受信できない環境でも施工状況をリアルタイムにガイダンスできるか検証。実現場に導入できることを確認した。 C…
2025年10月6日[3面]
戸田建設/シールド仮壁切削補強材にバサルトロッド国内初適用/安価で引張強度2倍超
戸田建設は、シールドトンネルの仮壁切削工事に使う補強材として、玄武岩を原料とする無機系繊維で製造した「バサルトロッド」を国内で初適用した。鉄筋の2倍以上の引っ張り強度を持ちながら、炭素繊維やガラス繊維材に比べて大幅にコストが抑えられる。ニューマチックケーソン工法では国内最大級の深さ約110メートルに達するリニア中央新幹線シールドトンネルの立坑工事に採用し沈設を終えた。 バサルトロッドは玄武岩を…
2025年10月3日[3面]
大成建設/瞬時に測位情報3D表示する新システム開発/正確で迅速な施工管理展開
大成建設は、建設現場で取得した測位情報をリアルタイムに3D表示する新システムを開発した。自社製のGNSS(全球測位衛星システム)対応測量支援アプリと3Dモデリングソフトを連携。手作業が主だった従来方式に比べて精度と生産性を大幅に向上。迅速で正確な施工管理を実現する。今後、複数現場に試行導入し機能をさらに高める。 基幹技術は、GNSS測量機を活用するアプリ「Field Checker」だ。施工管…
2025年10月3日[3面]
東洋建設、東京大学大学院/社会連携講座を共同開設/次世代海洋建設技術を開発へ
東洋建設と東京大学大学院工学系研究科は、次世代海洋建設技術を研究開発する。1日付で東京大学大学院工学系研究科(東京都文京区本郷7の3の1)に社会連携講座を開設した。センシングやAIなど最先端技術を応用し、海洋工事・維持管理のDXを目指す。期間は2028年9月30日まで。 社会連携講座の研究開発課題は「次世代海洋建設技術の創出」。東洋建設の総合技術研究所研究統括部データサイエンス研究室と東大院工…
2025年10月2日[3面]
鹿島/無垢スギ材つなぎ合わせ1・5時間耐火/中低層S造建築物で普及めざす
鹿島は中低層S造建築物で、無垢のスギ材を使用し1・5時間耐火を実現する木質耐火被覆工法を開発した。鋼管柱を囲うように無垢のスギ材をつなぎ合わせる。耐火性能を持たせながら木目が見える外観で機能美が演出できる。9月に兵庫県姫路市で竣工した事務所ビルに初適用した。木質空間などが求められるさまざまな用途のプロジェクトに提案する。 新工法の「Tie-KaSOLID(タイカソリッド)」は、スギの大径木から…
2025年10月2日[10面]
東洋建設/CO2固定化実証実験始動/衣浦3号地最終処分場で、事業スキーム構築へ
東洋建設は9月30日、愛知県武豊町の海面最終処分場で、場内にたまった水(保有水)に二酸化炭素(CO2)を固定化する実証実験を開始した。アルカリ性の保有水にCO2が溶けやすい性質を利用する。水温や水素イオン指数(pH)など季節によって溶解量や溶解速度が変動するため、実験を通じ保有水のpHと溶解速度の関係を把握する。併せて溶解速度を速める方法も検証する。2カ年で実証実験を進め、CO2固定化の事業スキ…
2025年10月1日[3面]
鉄建建設ら/鉄塔基礎向け機械式深礎工法を試験施工/双腕機械で破砕と積み込みなど
鉄建建設と東北電力ネットワークは9月30日、送電鉄塔の基礎工事向け機械式深礎工法の試験施工を宮城県大郷町内で行った。送配電会社や送電工事の施工会社などを招き実施。バケットとブレーカーを備えた双腕型掘削装置などによる掘削や排土、裏込め注入の作業状況を確認した。施工は同工法の機械管理などを行うジェイテック(東京都千代田区、三宅信次社長)が担当した。2026年春にも採用を予定している。 硬質地盤・山…