神奈川県松田町/新松田駅北口再開発都市計画素案を公表/11月都市計画決定へ

2025年7月23日 工事・計画 [5面]

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 神奈川県松田町は、小田急小田原線新松田駅北口で準備組合が進める市街地再開発事業の都市計画決定(変更)素案を16日に公表した。意見募集を経て10月末ごろ町都市計画審議会に諮問し、11月末ごろの都市計画決定を目指す。組合が再開発施設、町が駅前広場など、鉄道事業者が橋上駅舎・自由通路などを整備する計画。総事業費は約150億9000万円を見込んでいる。
 事業主体は新松田駅北口地区市街地再開発準備組合で、2027年2月にも本組合設立認可を取得したい考えだ。現在は11月の都市計画決定に向け、基本計画をまとめている。順調に進めば28年5月にも着工する。29年12月の完成、30年1月のまちびらきを目指す。準備組合は24年3月、マリモを事業協力者に選定している。
 計画地は松田惣領の一部、施行区域面積は約1・2ヘクタール。都市計画素案によると町道3号線を挟んで、JR東海松田駅側を北街区、小田急新松田駅側を南街区に分ける。
 北街区は敷地面積約4200平方メートル。再開発施設はRC・S造13階建て程度、延べ約1万3900平方メートル。用途は住宅(約110戸程度)、商業、業務、公益機能。南街区は敷地面積約2400平方メートル。施設はS造5階建て延べ約6400平方メートル。用途は商業、業務、公益機能。
 公共施設として駅前広場約2700平方メートル、町道3号線幅員約12メートル、延長約135メートル。歩行者専用デッキ幅員4~5メートル、延長約89メートルなど。