兵庫県三木市は中央公民館など5施設をDBO(設計・建設・運営)方式で複合化し建て替えるため、整備・維持管理事業の事業者を選ぶ公募型プロポーザルを24日に公告した。参加表明書の提出は9月5日まで受け付ける。提案書は2026年1月13日に受け付け、同2月中旬に優先交渉権者を選定する。施設整備費の提案限度額は31億9000万円(税込み、以下同)、維持管理費は年額約2061万8000円。維持管理期間は15年を基本とするが提案内容に応じて調整可能。供用開始は30年度を目指す。
事業名は「三木市中央公民館等複合施設整備・維持管理事業」。参加資格は設計・施工・維持管理・工事監理などの業務を担う複数企業によるグループ。いずれも市の競争入札参加資格者名簿に登録されていること。設計は延べ4000平方メートル以上の官公庁施設の実績、施工は同規模の元請実績、工事監理と維持管理も同様の実績が必要。施工企業には経営事項審査での建築一式工事の総合評定値で市内・準市内業者に930点以上、市外業者に1030点以上を求める。
予定地は中央公民館(本町2)と市道を挟んだ三木商工会館を合わせた6172平方メートルで、両敷地を活用して新たな複合施設を整備する。近隣商業地域に位置し、建ぺい率80%、容積率200%。対象施設は中央公民館(延べ2585平方メートル)、市民活動センター(2705平方メートル)、高齢者福祉センター(806平方メートル)、まなびの郷みずほ(2724平方メートル)、三木商工会館(1827平方メートル)の5施設。新規複合施設に加え、商業店舗などの自由提案による施設導入も求める。