愛媛県松前町が四国最大級のスポーツエンターテインメント拠点づくりに乗り出す。2段階で具現化する方針。フェーズ1はスケートボードやBMXなどの競技施設を備えたアーバンスポーツパークを2028年度ころまでに整備する。フェーズ2はスポーツやコンサート、展示会などに対応できる大規模多目的アリーナの実現可能性を探る。
8月4日に町議会から「アーバンスポーツパーク整備に関する要望書」の提出を受け、26日に「スポーツエンターテイメント構想」を発表した。
アーバンスポーツパークは、3×3バスケットボールなどアーバンスポーツ専用エリアを設ける。高齢者向けウオーキングと簡易フィットネス空間を併設し、多世代型スポーツ交流拠点とする。10月にも検討会を設置し、協議を開始する。26年度に基本計画を策定後、27、28年度で設計や整備を進めるスケジュールを想定している。
大規模多目的アリーナは、四国大会、国際大会誘致を視野に入れる。民間による持続可能な運営モデルの構築を目指す。大規模災害時には防災拠点としての機能も果たす。